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【軍事ワールド】攻撃力が2倍に 魔法のような米新ミサイル「ペレグリン」とは

ステルス機F-35が胴体のウエポン・ベイ(兵装格納庫)を開いているところ。ミサイル類はここに収容し、ステルス性を確保している(2018年5月、岡田敏彦撮影)
ステルス機F-35が胴体のウエポン・ベイ(兵装格納庫)を開いているところ。ミサイル類はここに収容し、ステルス性を確保している(2018年5月、岡田敏彦撮影)
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 戦闘機の電子装備やイージス艦用の高性能レーダーなどを開発・製造している米レイセオン社が、ステルス戦闘機の攻撃力を2倍に増やす“魔法のミサイル”を開発中だ。サウジアラビアの製油施設攻撃で危機が現実のものとなった無人機(ドローン)による攻撃にも対応可能なものとして注目を浴びている。(岡田敏彦)

機内に収める

 新型ミサイル「ペレグリン」(隼の意)は全長約1・8メートル、重さは約70キロ。最大の特徴は、このサイズにある。現行の同種ミサイルの半分ほどの大きさなのだ。

 現在、米軍の戦闘機が装備するミサイルは主に2種。赤外線誘導方式の「サイドワインダー」(ガラガラヘビの意)系と、レーダー誘導のAMRAAM(Advanced Medium-Range Air-to-Air Missile=発展型中距離空対空ミサイルの略)系だ。また後者のAMRAAMは、赤外線誘導方式とは異なり、ミサイル自体が小型レーダーを装備。母機からの誘導を必要とせずに敵機を探知、追尾していく「遠距離からの撃ちっ放し」を可能としている。ペレグリンはこの2種のうち後者、AMRAAMをより発展させ小型化したものだ。

 この小型化は、現代のステルス戦闘機にとっては死活問題といえるほど重要だ。

 米軍のF-22やF-35といったステルス戦闘機は、敵レーダーに探知されやすい形状のミサイル類を胴体内のウエポンベイに収容する方式をとっていた。非ステルス機の場合は翼の下にパイロンやランチャーといった専用器具を介して懸架、つまりぶらさげているのだが、ステルス機の場合はこうしたミサイル類については、旧来の爆撃機が大型の爆弾を「腹」の中に収容したように、ミサイル類を胴体中央下部の機内に収めているのだ。

 つまり、機内の収容部のサイズにミサイルの搭載数が制限されているのが実情だ。

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