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「ながらスマホ運転」厳罰化を 妻失った夫の願い 事故1年を機に被害者の会設立

井口百合子さんの命日に事故現場で献花する夫の貴之さん(右端)ら=10日、新潟県南魚沼市の関越自動車道(井口貴之さん提供)
井口百合子さんの命日に事故現場で献花する夫の貴之さん(右端)ら=10日、新潟県南魚沼市の関越自動車道(井口貴之さん提供)
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 新潟県南魚沼市の関越自動車道で昨年9月、バイクを運転していた同市の会社員、井口百合子さん=当時(39)=が、スマートフォン(スマホ)で漫画を読みながらワゴン車を運転していた元運転手の男に追突され死亡した事故が発生してから1年が経過した。百合子さんの命日となる10日、事故現場で花束をささげた夫の貴之さん(47)は「二度と同じような事故が起きてほしくない」と、被害者や遺族からなる会を発足。「ながらスマホ運転」の厳罰化や危険性を周知する活動を行っていくという。(池田証志)

異例の判決

 新潟地裁長岡支部が先月言い渡した判決などによると、夏休みにツーリングへ出かけた井口さん夫婦を悲惨な事故が襲ったのは、昨年9月10日夜。運送業務のために男が運転していたワゴン車は事故当時、時速約100キロで走行。ドライブレコーダーには追突の約16秒前から百合子さんのバイクの尾灯が映っており、前方を注視していれば、防げたはずの事故だった。

 岩田康平裁判官は「一瞬の不注意による事故とは一線を画する、特に危険で悪質な運転」として、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪で懲役3年の有罪判決を言い渡し、その後確定。同罪で問われた交通事故の判決としては異例の厳しさだった。

危険運転の罪求める

 「妻はあと40~50年は生きているはずだったのに、(男は)3年で刑期を終えると思うと、罪が軽く、妻がかわいそうでならない」

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