PR

ニュース プレミアム

宇宙(そら)へ挑む“ガンプラ” 五輪応援に極限環境対応の工夫詰め込む

宇宙へ飛び立つ「ガンダム」(右)と「シャアザク」=4日、静岡市葵区(石原颯撮影)
宇宙へ飛び立つ「ガンダム」(右)と「シャアザク」=4日、静岡市葵区(石原颯撮影)
その他の写真を見る(1/3枚)

 2020年東京五輪・パラリンピックの期間中、人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ「ガンダム」と「シャア専用ザク」(シャアザク)の小型模型を宇宙に上げる計画が進行している。宇宙からガンダムがメッセージを送るのだ。宇宙は想像を超える過酷な環境で、「市販されているガンダムのプラモデル(ガンプラ)をロケットに載せればいい」とはいかない。4日にお披露目された両機の模型には、「地球連邦軍V作戦」並みの工夫が詰まっていた。(静岡支局 石原颯)

精巧な出来栄え

 宇宙へ挑むガンダムとシャアザクは4日、静岡市内のバンダイホビーセンターで宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、野口聡一さんと金井宣茂さんが見守る中、その姿を現した。

 全長は慣れ親しんだガンプラより一回り小さい9センチほど。細部まで精巧に作り込まれたたたずまいだ。目にはLEDが取り付けられ、一部開発中だが、最終的には五輪マークの五色に発光するという。

 機動戦士ガンダムファンだという野口さんは「シャアザクのくすんだ感じがうまく出ている。プラモ技術が宇宙にどこまで通用するか」と目を輝かせていた。

高温に耐えろ

 両機を製作したのは、ハイユーザー向けの模型メーカー「バンダイスピリッツ」を中心にしたプロジェクトチーム。製作には相当な困難と工夫があった。

 その一つが素材。宇宙では、太陽光が当たる面では100度ほどまで温度が上昇すると想定され、プラモデルに使われるプラスチックでは変形してしまうという。

 そのためプロジェクトチームは高温に耐えられるよう、「ハイテンプ」と呼ばれる樹脂をメインに使用した。陶器のように焼きを入れることで耐性が増す樹脂で、この樹脂ならば高温は240度、低温ではマイナス50度程度まで対応できるという。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ