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【軍事ワールド】米ステルス機を他国の空母に派遣 トレンドは「相互運用」

英空母クイーンエリザベスに着艦する米軍のF-35B(米海軍提供)
英空母クイーンエリザベスに着艦する米軍のF-35B(米海軍提供)
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 米軍のステルス戦闘機「F-35ライトニング2」が世界の空母を「母艦」にする可能性が出てきた。すでに英海軍の空母でF-35が試験搭載を実施しており、将来的には正式に1個飛行隊(約10機)を分遣隊として配備する案が出ているほか、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」と「かが」での運用も模索されている。背景には米軍の「もっと空母を」という切実な事情がある。(岡田敏彦)

英空母に着艦

 米海兵隊のF-35が搭載され離発着を行っているのは英海軍の最新空母「クイーン・エリザベス」(QE、6万5千トン)。英海軍史上最大の軍艦で、飛行甲板の全長は284メートル。甲子園球場の両翼(95メートル)の3倍という巨大な甲板によって航空機の離発着を可能としている。

 このQEに米軍のF-35が初めて着艦したのは昨年9月25日だが、この際は試験運用という名目で行われた。F-35は空軍用のA型、大型原子力空母用のC型、推力可変式ノズルを備え短距離離陸と垂直着陸が可能なB型の3種類あり、英海軍が導入を決めているのはB型。だが、英国向けの機体の生産が追いついていないため、既に部隊配備されている米軍のB型の機体を使って試験を行ったのだ。

 空母はできたが、載せる飛行機がないという英海軍に対し、機体がそろうより一足先に機体の取り回しなど受け入れ体制を訓練してもらおう、という米側のサービスにも見えるが、実は米軍にもメリットがある。それは、将来への布石だ。

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