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竹島題材の幻のラジオドラマが朗読劇に

朗読劇としての上映が決まった竹島が題材の「人のいる無人島」の脚本(鳥取大提供)
朗読劇としての上映が決まった竹島が題材の「人のいる無人島」の脚本(鳥取大提供)
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 竹島(島根県隠岐の島町)を題材に、昭和28年ごろに鳥取市民が作ったNHK鳥取放送局のラジオドラマの脚本「人のいる無人島」が朗読劇として上映されることになった。放送日時の記載がなく、実際に放送されたかはわからないという「幻のラジオドラマ」だ。演じるのは隠岐の島町の有志で、島根県が制定する来年の「竹島の日」(2月22日)前の披露を目指している。関係者は「子供たちが竹島に興味を持つきっかけになれば」と話す。

「子供に伝えたい」

 朗読劇を企画したのは、絵本「メチ(ニホンアシカ)のいた島」の作者、杉原由美子さん(76)=島根県隠岐の島町。「絵本とは違う切り口で子供たちに竹島について伝えることができる」と思い立った。

 元小学校教諭の杉原さんは、竹島での漁の拠点だった同町久見地区で生まれ育った。昭和27年に韓国が竹島を取り囲む形で「李承晩ライン」を一方的に設定すると、地区の漁師たちは竹島に近づけなくなった。「人のいる無人島」が描かれた時期とも重なる。  

 杉原さんは久見地区の住民から竹島での漁業やニホンアシカについて話を聞き、平成26年に「メチのいた島」を出版。絵本を紙芝居にして全国の小学校で読み聞かせを行っている。読み聞かせの様子は内閣官房領土・主権対策企画調整室が動画サイト「ユーチューブ」で公開し、その再生回数は5万回を超えている。

ドラマ化求める声

 「人のいる無人島」は、日本海新聞などの記者として活躍した鳥取市出身の田賀市郎さんが執筆した。改めて内容を振り返る。

 新聞記者・大島が主人公で、竹島へと向かう木造船が物語の舞台だ。

 船長と漁労長が上陸を断念するよう説得するが、「僕の心が命じるんだよ。竹島に行けとね」と断る大島。竹島に向かうと、韓国旗が見え、「これが日本の領土かい?。島根県五箇村(現・隠岐の島町)かい?。おっかなびっくりで、近づけもしない領土なんて、世界中にこゝしかないね」と嘆く。

 竹島に近づくと、舟に乗ったバケツを手にした「韓人」の青年が現れ、日本語で「しょうゆを分けてほしい」と懇願される。その目に敵意がないと感じた大島は、青年の舟で竹島に上陸し島をカメラで撮影する。

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