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触法難民、開けぬ未来 仮放免も職に就けず

 「ベトナムには家族もいないし、財産や住む場所もない」。祖国への送還を拒否し入管に収容されたが、知人が一時的に保証人になってくれたことで仮放免になった。それでも、就労許可は得られず、社会保障を受けることもできない。生活はさらに困窮した。ひそかに働いたこともあったが、入管に見つかり退職を余儀なくされた。

 現在は支援団体の力を借りながら、在留資格を求める再審情願請求を入管に提出している。しかし、請求を出し続けて4年たつが、いまだに資格は得られていない。男性は「当時は若くて何も考えず軽い気持ちで罪を犯してしまった。なぜあんなことをしたのか」と後悔を口にしつつ、「再び資格を得て、日本人のようにしっかり働いて少しでも日本に恩返ししたい」と胸の内を語った。

仮放免でも毎月出頭

 平成30年に不法滞在や罪を犯したことを理由に退去強制令書が発付された外国人は1万6269人。このうち9369人が祖国に送還されたが、日本に家族がいたり、迫害される恐れがあったりして祖国に帰れずに仮放免された人は2501人に上り、難民もこの中に含まれている。

 仮放免の場合、毎月入管に出頭し、仮放免許可の延長手続きをしなくてはならない。再び在留資格を取り戻すためには再審情願請求を出し続け、結果を待つしかないのが現状だ。

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