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【時刻表は読み物です】駅が奏でる五七五七七 名付けて駅名短歌

 自分が一番気に入っている短歌は近鉄大阪線にある。「ながせみと(長瀬・弥刀) きゅうほうじぐち(久宝寺口) きんてつやお(近鉄八尾) かわちやまもと(河内山本) たかやすおんぢ(高安・恩智)」。地元民が利用する何の変哲もない駅が、並べて読むと美しい流れを生む。自分の地元であるのも理由だが、駅名短歌の面白さを表した一首だろう。

 駅名だけでなく、何げない文章の中から「短歌」を探す遊びははやっている。例えば、ネットの事典として知られる「ウィキペディア」の文章の「五七五七七」になっている部分を紹介するツイッターがあり、それらをまとめた「偶然短歌」(いなにわ著・せきしろ著、飛鳥新社)という本も出版されている。

 やはり七五調は日本人の感性に響く何かがあるのだろう。自分もかつて大阪運動部の記者をしていたとき、高校野球の試合の読み物を七五調で書いてみようと試みたことがある。「バッターが 放った打球は 右中間 バックホームで 走者はアウト」…。恐ろしいほど薄っぺらくなったので断念した。ものには限度があるのだ。

 最近、駅名短歌の世界で動きがあった。JR東日本の京浜東北線にある有名作の消滅が決まったことだ。

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