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ぽっぽ焼きか、蒸気パンか 下越のソウルスイーツの名前はどちら

ぽっぽ焼き(蒸気パン)を販売する屋台=新潟県新発田市(池田証志撮影)
ぽっぽ焼き(蒸気パン)を販売する屋台=新潟県新発田市(池田証志撮影)
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 新潟県北東部の下越地方には、独特のスイーツがある。キツネ色をしたスティック状の菓子パンで、ふっくらもっちりした食感と黒糖の素朴な甘さが持ち味。甘い蒸しパンのような食べ物で、主に縁日や祭りの屋台で販売され、行列ができるほどの人気ぶりだ。しかし、屋台の看板には「ぽっぽ焼き」「蒸気パン」というまったく語感の違う単語が並んでいる…。どちらが正しいのか調べてみると、地域や年代によって呼び名が違うようだ。下越の“ソウルスイーツ”のナゾに迫った。

名前の由来は諸説あり

 ぽっぽ焼き(蒸気パン)は、薄力粉、黒糖、炭酸、ミョウバンが原料。水でよく溶いて、「釜(かま)」と呼ばれる銅製器具で焼く。

 ふるさと伝承記録刊行会(新発田市)がまとめた「昔のしばたの暮らし」(ぎょうせい発行)によると、同市内の業者が発案したとされ、大正時代にはすでに販売されていたという。

 「釜の熱を冷ますために入れた水が蒸気となって噴き出しているから、『蒸気パン』と呼ばれるようになった」と話すのは、ぽっぽ焼きをつくって38年という同市の石坂宏則さん(65)。釜の上部には煙突が付いており、確かに湯気が出ている。なるほど…。

 「『ぽっぽ焼き』って呼ぶのは、新潟(市)さ」と言い切る石坂さん。新潟市の白山神社で屋台に鳩が「ポッポー」と鳴きながら寄ってきたのが由縁だとか。このほか、釜の煙突から蒸気が出る様子が「蒸気機関車(汽車ポッポ)に似ているから」とする説など、諸説あるらしい。

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