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“横綱”横浜・林市長の苦悩 IR誘致を表明するも漂う暗雲

IR誘致方針を発表する横浜市の林文子市長=8月22日、横浜市役所
IR誘致方針を発表する横浜市の林文子市長=8月22日、横浜市役所
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 横浜市がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を正式表明し、国内3カ所をめぐる誘致合戦が一気に熱を帯びはじめた。最有力候補の一つとみなされている横浜市は“横綱相撲”で勝ち抜くかに見えるが、東京都の立候補可能性と地元企業の猛反対-という2つの不安要素が立ちはだかり、林文子市長は苦悩の日々を過ごしている。(外崎晃彦)

 「(横浜市が選ばれる)自信はありません」。林市長は8月22日、誘致方針の決定を発表した記者会見で、誘致の実現可能性と意気込みを問われ、静かな口調でこう言い切った。トップセールスを行う立場としては異例ともいえる弱気な発言。他都市との競合についても「切磋琢磨(せっさたくま)していくつもりです」と述べるにとどめるなど、覇気に欠ける会見となった。

実現は都次第?

 横浜市は立候補が取り沙汰された数年前から最有力候補の一つとみなされてきた。都心や羽田空港からのアクセスのよさに加え、大型船舶着岸による外国人客の入港、約370万人という政令市最大の人口、財政規模など、集客面で他都市にはない好条件を兼ね備えているためだ。みなとみらい21地区のハーバービューと華やかなカジノのイメージが重なることも大きい。

 一方で林市長のさえない表情の背景には、東京都がいまだに誘致への態度をはっきりさせていないことと、設置予定地の山下ふ頭で活動する港湾関係団体が猛反対しているという2つの不安定な状況がある。

 これらの問題解決に見通しがつかない限り、誘致レース参戦は“不確かな勝負”であり続け、大手企業のトップを歴任した林市長には「不安定な経営手法」と映るのだろう。

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