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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】天国か地獄か…矢野監督の運命分けるCS進出

契約期間はあってないようなもの

 ここで話を変えます。先週のコラム(9月1日アップ)に書いた「掛布雅之シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)が今季限りで阪神退団」について触れておきます。コラムがアップされた翌日からスポーツ新聞の各紙が後を追うように報じました。それだけ衝撃的なニュースだったということでしょう。

 掛布SEAはテスト生同然で阪神入団後、血のにじむような努力で一流選手になりました。本塁打王3度、打点王1度。あの1985(昭和60)年には4番としてチームを21年ぶりのリーグ優勝、球団創設初の日本一に導きました。当然ながらファンはいつの日か阪神監督に就任してほしかっただろうと思います。

 2016年から2シーズン、2軍監督として背番号31を背負いました。ただ、ファンは1軍の舞台で背番号31を…と願ったはずです。しかし、今回のSEA退任は何を示唆しているのか。それは阪神電鉄本社、いやもっと言うなら阪急阪神HDとしてのメッセージが確実に隠されているように思います。

 「掛布さんの監督就任は絶対にない」

 これは阪急阪神HDが誕生した頃から徐々に伝わってきた取材結果でした。その裏には何があるのか…。どうしてなのか…。でも、2軍監督をわずか2シーズンで退任し今回、球団からも去る。一連の人事はオーナー会社からの意向が必然的に影響を及ぼしたのでしょう。阪神タイガースの歴史の中で「掛布雅之監督」は幻のかなたに消え去りました。

 話を矢野監督に戻します。金本前監督は監督就任2年目が終わった17年オフに球団側と新たに3年契約を締結しました。ところが、新たな3年契約の1年目にあたる18年、最下位に沈むや事実上の解任の憂き目に…。「この世界の契約期間はあってないようなものだ」とは球界でよく聞かれる言葉です。

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