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【日本語メモ】あえて危険を冒す冒険 

 最近はペットを「家族の一員」として扱う人たちが増えました。葬式を行い、旅行に同伴し……。保険に医療、美容・健康、教育・しつけ、ファッション……まさに人と同様のサービスが用意されています。そういう人たちにしてみれば、数え方の「匹」という表現にも違和感があるのでしょうか?

(1)競走馬が馬房の中で倒れ死亡した。

 基本的に、動物を数える場合は「匹」「頭」です。ただ、ペットの写真投稿などでは「かわいい息子(娘)です」などの表現も。擬人化して扱う飼い主も増えています。例文の「死亡した」のほか「死去した」といった表現は人に対してのみ使用することになっており、動物は「死んだ」と言い換えます。ただ、テレビ・ラジオの放送業界では「お別れした」などの別の表現もしているそうです。競走馬、ディープインパクトの死(7月)では「死ぬ」死す」「安楽死」「急死」といった表現が目立ちました。

(正解例)競走馬が馬房の中で倒れ死んだ。

(2)リーダーは危険を犯す決断を行った。

 「犯す」=「法律などを破る」。「冒す」=「あえて行う」「そこなう」。「侵す」=「侵略する」「侵害する」。大辞林では使い分けを示しています。例文は「あえて危ない選択をする」の意味ですので、「冒す」が正解となります。

(正解例)リーダーは危険を冒す決断を行った。

(3)選抜された学生の中でも、彼は異色を放っていた。

 「異色」は「異色の存在」あるいは「異色だ」というように使います。「普通とは異なり、目立った特色のあること」(大辞林)です。「~を放つ」と続ける場合は「異彩」が正解。他よりひときわ優れている様子を表します。「いさい」は「異才」「偉才」などもあり、変換ミスには注意が必要です。

(正解例)選抜された学生の中でも、彼は異彩を放っていた。

(4)注文した商品を宅急便で送らせた。

 「特定商品名」というのは校閲担当者が注意を払わなければならない項目の一つです。「宅急便」はヤマト運輸の親会社であるヤマトホールディングスの登録商標。特定商品名に当たり「宅配便」と言い換えます。「セロテープ」は「セロハンテープ」など、言い換え商品例は数多くあります。ちなみにスタジオジブリの映画「魔女の宅急便」(平成元年)は、ヤマト運輸がスポンサーとなり、商標の問題はクリアされています。 

(正解例)注文した商品を宅配便で送らせた。

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