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【エンタメよもやま話】原発事故ウラン235の恐怖 米絶賛ドラマ「チェルノブイリ」9月に日本上陸

(C) 2019 Home Box Office,Inc. All rights reserved. HBO (C) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
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 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、米国のテレビドラマに関するお話です。

 包括的核実験禁止条約(CTBT)機構準備委員会(本部・ウィーン)が8月19日、ロシア北西部のアルハンゲリスク州の軍事施設で起きた爆発事故の後、ロシア国内に設置された放射線監視装置の一部がデータ送信を停止したことを明らかにしました。

 爆発は8日に発生し、新型の原子力推進式ミサイル開発に関連する実験中だったとされていますが、欧米メディアによると、停止した装置は4カ所で、専門家の間では爆発に関する情報の隠蔽を図ったとの見方も出ているといいます。

 「ロシア」「放射線」と聞いて、33年前の旧ソビエト連邦(現・ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原子力発電所の惨事を思い出した人も少なくないと思います。

 1986(昭和61)年4月26日未明、当時のゴルバチョフ政権下で起きた原発事故は、世界に衝撃と恐怖を与えました。この原発事故が題材のテレビドラマシリーズが今春、欧米で大変な話題を集め、9月25日から日本でも映画専門のスターチャンネルで毎週水曜日に放送が始まります。今回の本コラムでは、このテレビドラマシリーズについて説明いたします。

    ◇   ◇

■避難30万人、30年すぎた今も戻れず…“真実”描く米国エンタメ業界の強さと肝のすわり方

 製作したのは米の有料チャンネル「HBO」。イタリア系の米国人マフィアのボスの生きざまを描いた「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」(1999年~2007年)や、2011の放送開始以来、欧米で熱狂的なファンを生みだし、今年5月まで放映されたファンタジー「ゲーム・オブ・スローンズ」など、ハリウッド映画を凌駕(りょうが)するドラマを製作・放映したことで知られます。

 そのHBOが今年の5月6日(英では翌7日)から週1回、計5回シリーズとして放映したのが、チェルノブイリ原発の大事故の経緯や裏側を描く「チェルノブイリ」です。

 監督は、余命幾ばくもない高校の科学の教師が、住宅ローンの返済などに追われ、自分で高純度の覚醒剤を開発。元教え子の売人と組み、麻薬王にのし上がる様子を描くテレビドラマ「ブレイキング・バッド」(2008年~13年、米ソニーピクチャーズテレビ製作)を手がけたヨハン・レンクとあって、さすがの出来映えです。

 実際、テレビ界で最も栄誉あるエミー賞(現地時間9月22日に発表・授賞式)でも、今年度、主要部門を含む計19部門で候補となるなど、米国では今年、最も注目を浴びるドラマと評価されています。

 記者もひと足先に全5話を見たのですが、いろんな意味で圧倒される凄まじい内容と完成度に感心しました。

 多数のネタバレが含まれているので、内容を知りたくないという方は最後の方まで飛ばしていたたければと思います。

    ◇   ◇

 物語は、事故発生からちょうど2年後の同時刻から始まります。事故の調査に当たった科学者で、事故調査委員会の責任者を務めたヴァレリー・レガソフ(ジャレッド・ハリス)が、事故のてんまつや率直な感想などをテープに録音し終え、自らの命を絶ちます…。

(次ページ)「広島原爆2倍の放射線」浴びながら「兵士ら3828人が手作業で」

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