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【いざ!東京五輪】八村ら「ビッグスリー」だけじゃない 存在感高めるバスケの馬場雄大

バスケットW杯代表候補の壮行会で、ファンと手を合わせてステージに向かう馬場雄大=7月30日、東京・台場(奥村信哉撮影)
バスケットW杯代表候補の壮行会で、ファンと手を合わせてステージに向かう馬場雄大=7月30日、東京・台場(奥村信哉撮影)

 バスケットボール男子のワールドカップ(W杯)アジア予選を21年ぶりに突破した日本代表が、31日に中国で開幕する本大会に向け、追い込みをかけている。米プロNBAのドラフト1巡目指名を受けた八村塁(ウィザーズ)、グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太、元NBA選手でBリーグ初代得点王のファジーカス・ニック(川崎)の「ビッグスリー」に注目が集まる中、12、14日に行われたニュージーランドとの強化試合で存在感を高めたのが馬場雄大(A東京)だ。

 7月にはNBAの若手の登竜門、サマーリーグにマーベリックスの一員として初参加。「あそこまでワクワクした瞬間は過去になかった」。富山・奥田中で2学年下の八村に先を越された目標のNBA入りを見据え、W杯での猛アピールを誓う。

 W杯に向けた強化試合で、世界ランキング48位の日本が最初に顔を合わせたのは同38位のニュージーランド。右足首捻挫から回復途上の渡辺雄が第1戦を欠場し、第2戦も出場時間を10分程度に制限される中、大きな働きを見せたのが馬場だった。先発出場した第1戦はチームでもっとも長くコートに立ち、篠山竜青(川崎)のアシストから豪快なダンクシュートを決めるなど、八村とファジーカスに次ぐ12得点をマーク。チーム最多の6アシストも記録し、99-89での勝利に大きく貢献した。

 ベンチスタートとなった第2戦は42-61で前半を終える劣勢の中、積極的にゴール下に切り込んでファウルを誘い、フリースローを着実に決めて追撃ムードを盛り上げた。チームは87-104で敗れたが、馬場は第1戦より短い出場時間で同じ12得点をたたき出し、一定の手応えも得た。

 筑波大在学中にBリーガーに転じ、A東京の2連覇も支えた有望株。世界各国の選手たちでNBA入りのわずかな枠を争うサマーリーグで濃密な経験を重ねたことで、闘争心に火がついた。「バスケットボールという名の戦い。気持ちで折れたら先はない」。ニュージーランドとの第2戦では相手と競り合ってカメラマン席に飛び込むなど、サマーリーグでも評価された積極性をコートで表現し続けた。

 代表は22日から、東京五輪のテスト大会を兼ねて行う国際試合で世界5位のアルゼンチン、22位のドイツ、51位のチュニジアと対戦し、総仕上げに入る。チームの現状を「まだまだ荒削り」と評する馬場だが、「ビッグスリー」を擁して戦うW杯への期待感は大きい。「やっと世界と対等に戦える選手が集まった。僕もスパイスじゃないが、経験を生かしたい」

 開催国枠で44年ぶりの出場が決まっている20年東京五輪への思い入れも強く、「世界中が注目するイベント。そこで結果を残すことで、日本のバスケが変わったと見せられる。そのためにW杯で結果を残すことで先につながる」と言い切る。

 W杯1次リーグでは世界17位のトルコ、24位のチェコ、さらには大会3連覇を狙う世界1位の米国と対戦する。NBA入りへの道を切り開く上でも重要な舞台で、23歳が世界に殴り込みをかける。(運動部 奥村信哉)

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