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【萌える日本史講座】仁徳天皇陵か、大山古墳か…世界遺産登録で沸騰する呼称論争

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 世界文化遺産への登録が決まった大阪府の百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群にある宮内庁指定の天皇陵について、「被葬者が確定していないなかで天皇の名をつけるのは世界に誤解を与える」と歴史研究者から異論が上がっている。「仁徳天皇陵古墳(堺市)は仁徳天皇の墓とはいえない」とし、地名に基づいた「大山(だいせん)古墳」と呼ぶよう主張する。しかし、地元で「仁徳さん」と親しまれ敬われてきたからこそ、時代を超えて守られてきたともいえ、「仁徳天皇」の名は大切にしたい。  (小畑三秋) 

“苦肉の”命名

 日本考古学協会など学術14団体は世界文化遺産登録決定後の7月23日、大阪府庁で会見し、「○○天皇陵古墳」の構成資産名に疑問を投げかけた。仁徳天皇陵古墳については、学術用語などとして用いられる「大山古墳」や「大仙(だいせん)古墳」を併記するよう求めた。

 同古墳群が築かれた4~5世紀の古墳には、中国や朝鮮半島の墳墓のように被葬者の名前を記した墓誌や副葬品はなく、被葬者が確定した古墳は一つもない。永遠の謎ともいえる。

 「○○天皇陵」という呼称は、平安時代の法令集「延喜式(えんぎしき)」や地元の伝承などをもとに、江戸幕府が幕末に指定したのを、宮内庁が原則的に引き継いでいる。

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