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【プールサイド】復帰の萩野、1年後の栄冠へ「人間やればできる」

W杯で5カ月半ぶりに実戦復帰した萩野。試合後は笑顔が多く見られた=3日、東京辰巳国際水泳場(福島範和撮影)
W杯で5カ月半ぶりに実戦復帰した萩野。試合後は笑顔が多く見られた=3日、東京辰巳国際水泳場(福島範和撮影)

 泳げる喜びと、戦いの場に戻ってきた高揚感。8月3日。東京辰巳国際水泳場で行われた競泳のワールドカップ東京大会で、約5カ月半ぶりに競技会場に戻ってきた萩野公介(ブリヂストン)の表情には、さまざまな感情がにじんでいた。

 「会場でいろんな選手に『お帰り』と言ってもらえたことが、素直にうれしい。まだまだ改善点がいっぱいあるレースだったけど、本当にたくさんの人の支えのおかげでこうやってコース台の前に立てている。本当にたくさんの人に感謝したい」

 2月中旬のコナミオープン以来となった実戦は、男子200メートル個人メドレーで2分0秒03の3位。4日に行われた男子200メートル自由形は1分50秒43で予選落ちした。いずれも自己ベストから5秒近く遅く、代表合宿参加の目安となる「インターナショナル標準C」の記録を切ることはできなかった。順調な再出発とはいかなかったが、表情の明るさには理由がある。

 「正直、2月のコナミオープンまでと、今では土台の種類が違うと思っている。前までは無理に頑張って上げていたベースで、それだと結局は(成長は)止まってしまう。今は、自分の体の良くなかったところを調整しながら積み重ねていけている」

 不調によるモチベーションの低下から、3月に無期限休養を発表した。プールから離れた期間は練習で酷使してきた体の疲れを取り除き、2015年に骨折した右肘のリハビリに時間を費やした。体の感覚は研ぎ澄まされ、「前はなんで肩ばかり力が入っちゃうんだろうとか、どうしたらいいか分からなかったことが、今はここが悪いからダメなんだと自分の中でいろいろ考えて修正できている」。明確な修正点が自身の中で見えているから、焦りや不安ははないという。

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