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伝説のドラムヒーロー、コージー・パウエル博物館、岡山に誕生

 ミュージアムでは、20畳ほどの部屋に入ると、勇壮なドラムセット3台が迎えてくれる。

 伝説のドラマーのセットはどのようなものか。座らせてもらった。たちまち、子供が大人のセットに座ったような感覚になる。

 めいっぱい足を開かないと、座れない。バスドラムは口径26インチ(約66センチ)と、通常のものより大きく、しかも2つある。足もとに備え付けたペダルを踏み、連動する「ビーター」が太鼓を打ち鳴らす仕組みだが、太鼓が大きいため、股を90度以上開かなくては、足が届かない。

 シンバルの位置も遠い。左のバスドラムの左側には、2枚重ねのシンバル「ハイハット」を置く。直径は14インチ(約36センチ)ほどだが、通常のセットよりハイハット一つ分の35センチほど遠い。最もたたく回数の多いシンバルなのだが、容易には手が届かない。

 1枚物のシンバルは、左右に振り分けられている。70年代当時、シンバルスタンドは直立式のものばかりで、スタンドを折り曲げてシンバルを近くに寄せる器具はなく、置く場所は横しかないためだ。

 このセットでたたけば、ドラマーの運動量は通常の倍にもなる。右に左に体を入れ替え、腕を伸ばす。一方、両足はバスドラムを勇壮に踏み鳴らす。次第にコージー・パウエルのスタイルに近づくかのようだ。

 冨山さんは「70~80年代は、自動車も昔は水温計を気にしながら運転する不便な時代だったが、それなりに工夫も生まれた。今のように便利な道具がなかった時代だからこそ、生まれたプレイかもしれません」と話す。

 ミュージアムは土・日曜日と祝日の午前9~11時、午後2~4時に無料で公開。問い合わせはカフェ・サユリ(086・363・5390)。コージーモデルを使ったライブは、10月26日、京都のライブハウス「都雅都雅」で開かれる。

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