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伝説のドラムヒーロー、コージー・パウエル博物館、岡山に誕生

コージー・パウエルの肖像画を手にする冨山さん=8月、岡山市
コージー・パウエルの肖像画を手にする冨山さん=8月、岡山市
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 1970~90年代にかけ、「レインボー」など著名ロックバンドを渡り歩いた英国人ドラマー、コージー・パウエル(1947~98年)の功績をたたえる博物館が、岡山市に登場した。同型のドラムセットや、ポートレートなど数百点を展示しているのだが、実は、「あのドラムヒーローを忘れてほしくない。若い世代に知ってほしい」という、いちファンの深い愛情から生まれた私設博物館だった。

“ツーバス”でダイナミックに

 岡山市中心部からバスで揺られること30分。幹線道路沿いに「ミュージアム」はあった。会社員、冨山政志さん(53)が自宅兼カフェの1階部分を改装し、今年5月にオープンした。以来、全国のファンの交流の場となっている。

 コージーは70年、英ギタリストのジェフ・ベックに見いだされ、「ジェフ・ベック・グループ」を経て、「レインボー」「ホワイトスネイク」「ブラックサバス」などの著名バンドに在籍。低音が出るバスドラムを2つ打ち鳴らす「ツーバス」でのダイナミックな演奏が特徴で、クラシック音楽に合わせたドラムソロでも知られる。

 コージーは特定のバンドに長く居続けることはない「渡り鳥」。音楽性が気に入らなければ著名なバンドであっても飛び出し、速弾きで知られるギターヒーローに「弾き過ぎ」を注意するなど、職人肌で一本気な性格だった。一時期はカーレーサーを志した自動車好きでもあったが、1998年4月、運転中の事故でこの世を去った。50歳だった。

 冨山さんは中学生の頃に、ドイツ・ミュンヘンで開かれたレインボーのコンサート映像をテレビで見て「迫力がすごい」と感動し、ドラムを始めた“キッズ”の1人。コージーの死後は、自身のバンドもコージー一色に。同型のドラムセットを仕入れて同じ装飾を施したほか、知人を通じて未発表の音源を仕入れるなど、収集を続けてきた。

 一方、「絶頂期に亡くなるとメディアの扱いは大きいが、過ぎた時期だった。そうなると忘れられがちになる」と危機感にも似た思いが募った冨山さん。若い世代にもコージーの偉業を伝えたいとミュージアムを開設した。

伝説のドラマーの巨大セット

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