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【河村直哉の時事論】慰安婦像展中止は「病理」か 朝日への違和感

 それでも朝日が、企画展の中止を招いたものを「社会の病理」とまで書くのは、なぜか。自らの慰安婦報道に浴びせられた世間の批判から、自らを正当化しようとしていると読まれても、しかたないのではないか。あれも「社会の病理」であった、と。

本質は変わらないのか

 朝日は慰安婦を「強制連行」したという故吉田清治証言をしばしば取り上げるなど、慰安婦問題についてキャンペーン的な報道を展開してきた。平成26年8月、問題を検証し、吉田証言を虚偽として記事を取り消した。しかし日本をおとしめながら取り消しが遅きに失したこと、謝罪がないことなどに批判が集中、第三者委員会を設置して検証を委ねた。

 同年末に委員会が報告書を出した際、渡辺雅隆社長が紙面で書いている。「誤報を長年放置したのは、批判に正面から向き合わなかった結果であり、謙虚さに欠けていたと思います」「吉田氏の証言に関する記事を取り消したのに謝罪しないという誤った判断をしました」

 断っておくと筆者は朝日に限らず、立場が違っても、同業他社の仕事にはそれなりの敬意を払っている。良質な仕事をしていると思う報道は多いし、参考にさせてもらうこともしばしばある。しかし過去の朝日には偏った記事が多く、慰安婦報道はそのひとつだったというのが率直な認識である。

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