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【プロ野球通信】「僕は本当に人に恵まれた」DeNA石川、プロ15年目で通算千安打

通算1000安打を達成し、チームメイトから祝福されるDeNA・石川雄洋(中央・青Tシャツ)=横浜スタジアム(荒木孝雄撮影)
通算1000安打を達成し、チームメイトから祝福されるDeNA・石川雄洋(中央・青Tシャツ)=横浜スタジアム(荒木孝雄撮影)

 打球が一塁線を抜けると、スタジアムに割れんばかりの大歓声が上がった。DeNAの石川雄洋(たけひろ、33)が4日の巨人戦で通算千安打を達成した。プロ15年目、チームの生え抜き野手最年長となる33歳で節目に到達し、「僕は本当に人に恵まれた」と感慨に浸った。

 通算千安打にあと1本で迎えた同戦は、「6番・二塁」で先発。2-1と1点リードで迎えた六回にその瞬間は訪れた。一塁線を襲った打球が右翼方向へ抜けた。「とにかく一つでも前の塁にいこうと思って全力で走っていました」と懸命に三塁へヘッドスライディング。記録達成を記念したボードを受け取ると、ようやく頬が緩んだ。

 石川が誰よりもチームを思って戦ってきたことはチームメートが理解している。ベンチに戻った背番号7に対し、選手やスタッフが次々と握手を交わして偉業をたたえた。試合後のお立ち台を終えると、主将の筒香がケーキを渡して祝福。全員で球場内で記念撮影を行った。「優秀なスタッフ、フロント、大好きな先輩と後輩と、僕は本当に人に恵まれた」という言葉に人柄が表れた。

 横浜高からドラフト6位で2005年に入団してから、15年間DeNA一筋(横浜時代含む)。2年目の06年に1軍で初出場し、09年には主に遊撃手で定位置を奪取し、初めて規定打席に到達。10年は153安打を放ち、リーグ2位の36盗塁を記録するなどチームに不可欠な存在に成長した。横浜DeNAベイスターズとチーム名が変更した12年には初代主将に就任。低迷期を支えてきた一人だ。

 ただ、近年は出場機会を減らし、昨季はわずか41試合で17安打に留まった。今季は開幕2軍スタートとなり、1軍初昇格となった4月29日の巨人戦で初先発。「チームの役に立ちたいと思ってきた」と、決勝点となる2ランを含め3安打して10連敗を止める立役者になった。その後は先発だけでなく代打や代走でも貴重な戦力として活躍している。

 チームは巨人、広島と壮絶な優勝争いのまっただ中にいる。「チーム一丸で優勝を目指していきたい」。偉業もまた通過点にして、チームのために戦い続ける。(運動部 小川寛太)

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