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致死率最大30%…マダニ、恐怖の感染症

展示されているマダニの大型模型=和歌山県海南市の県立自然博物館
展示されているマダニの大型模型=和歌山県海南市の県立自然博物館
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 病原体を媒介し、刺されれば感染症で死に至る危険もある「マダニ」を紹介する企画展が、和歌山県海南市の県立自然博物館で開かれている。会場には実物の標本や巨大模型などが並び、来場者からは「怖い」「気持ち悪い」との声が上がる一方、夏休みの自由研究の参考にするためか、子供たちが興味深そうに眺める姿も。お堅いイメージの博物館が仕掛けた異色の企画展は意外と反応がいい。(井上裕貴)

まるでモンスター

 「マダニにご注意!!」と題した企画展。会場に入ると、まず目を引くのが、ガラス越しに展示してあるマダニの大型模型だ。赤黒い体に白黒の毒々しい模様。そこから生える8本の足…。まるで映画に出てきそうなモンスターを思わせる。

 マダニは、学術的には8本脚からなる節足動物。昆虫ではなく、クモやサソリに近い生物とされる。唯一の栄養源として動物の血を吸い成長する。成体は体長2~3ミリ程度だが、吸血後は一円玉大(2センチ)まで膨らむことも。

 湿潤な場所を好み、森や公園の葉の裏などに潜み、近づいてくる動物の振動を察知し、肌に寄生して吸血する。その際にウイルスなどの病原体を媒介。深刻な感染症を引き起こす危険性がある。

 国立感染症研究所(東京)によると、マダニを介したウイルス感染が中心の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の国内での患者報告例は434人(今年6月26日現在)で、うち死亡例は66人。血液などの患者体液と接触することでヒトからヒトへの感染も報告されている。

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