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【NEWSルーペ】満員電車よさらば「船通勤」でゆったり 五輪にらみ社会実験

 特徴豊かな橋の下をくぐるのも面白い。思わず身をかがめてしまうほど水面との距離が近い橋もあり、「ぶつかりそうだ。大丈夫かな」と冗談めかす乗客も。出発から約25分。大規模再開発事業地区「晴海アイランド トリトンスクエア」近くの朝潮運河船着場に到着した。

 同区間を地下鉄で移動した場合は約20分。船では通勤時間の短縮は望めない。しかし乗り換えることなく座りながらゆったりとした時間を過ごせるのは大きなメリットだ。航路は潮位の変化などで、一部変更されることもあるが、所要時間はほとんど変わらないという。

 航行中に揺れを感じることもほとんどない。船酔いしやすい記者が立ち上がって写真撮影などをしていても気分が悪くなることはなかった。満員電車が何よりも嫌いな自分にとって、とても魅力的な旅だ。手頃な料金であればぜひ利用したい。

 実験に参加した中央区の会社員、石川治則さん(42)は「風が強くて気持ちいいので思ったよりも快適だった」と笑顔。「電車と時間はほとんど変わらないし、本格的な運用が始まれば利用してみたい」と話した。

 都都市整備局交通プロジェクト担当課長の池田中(あたる)さんによると、日本橋はオフィス街、朝潮運河船着場がある晴海付近はマンションが多く需要が見込めることから航路を決めたという。

 池田さんは「運航頻度や料金設定などについてのアンケート結果を検証して課題を見つけ、五輪期間中や大会後の本格運航に向けて検討を進めていきたい」と語った。(随時掲載)

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