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ホチキス針は青色、ペンはノック式…カネテツに学ぶ給食の異物混入防止策

給食のハヤシライスに混入していた金属製のフック(高松市提供)
給食のハヤシライスに混入していた金属製のフック(高松市提供)
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 給食への異物混入を防ごうと、練り製品メーカー「カネテツデリカフーズ」(神戸市東灘区)が学校現場向けに対策を発信する取り組みを始めた。同社の調査では、毛髪の混入が多い工場では粘着ローラーのかけ方が不十分と判明し、正しい方法を教える動画を制作。8月には高松市教育委員会の研修会で、担当者がこうしたノウハウを紹介した。

動画で一目瞭然

 「手の届く範囲しかローラーをかけていない」「右腕にローラーをかけていない」

 8月2日に高松市役所で行われた市教委主催の研修会。講師を務めた同社の堀賢治・生産部長が上映した動画で気づいた点を尋ねると、参加した調理員から鋭い指摘が返ってきた。

 動画は、同社の協力工場の作業開始前の様子を撮影したもの。製品への毛髪の混入を防止するため、作業員は粘着ローラーを使って帽子や作業着の毛髪などを取り除く。数人が登場し、鏡を見たり、同僚と仕事の打ち合わせをしたりしながらローラーをかけていた。

 工場ではマニュアル通りにローラーをかけるよう指導していたが、動画を撮影したことで、実際は自己流になっていたことが判明した。このため同社は、ローラーをかける方法を統一する必要があると判断、教育用の動画を制作した。動画では方法だけでなく、頬の周辺や肘から先といったローラーのかけ忘れが多い場所を色づけし、視覚的に分かりやすくまとめる工夫も凝らした。

 動画を活用した結果、半年間に6件の異物混入があった協力工場では、1件に減少したという。

 同社ではこのほか、ローラーをかける手順を覚えやすいよう12の工程に分け、起点と終点、かける方向を定めて段階的に説明。正しくできているかを確かめ、繰り返し指導している。

包丁の刃こぼれ、1日5回確認

 研修会の行われた高松市の学校給食では今年度、異物混入が多発している。すでに昨年度に並ぶ4件に上っており、5~6月に小学校の給食で豚汁、ハヤシライス、あえ物、サラダから、金属片▽金属製のフック▽ボールチェーンの留め具▽金属製のばね-が相次いで見つかっている。

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