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【CMウオッチャー】マツダCMの“イケメンボイス” たのきんトリオのあの人

 最新作に先立って今春から公開された「Be a driver.美しく走る。」篇でも、やはり野村さんの声による印象的なフレーズが話題を集めた。

 「時代は、動いている。今、生きかたを、問われているのだと思う。私たちは、自分にまっすぐでありたい」。商品宣伝というよりも、企業としての思いや理念を強く打ち出すメッセージだ。

 マツダのメッセージ性の強いCMは、以前から「デザイン本部」が監修している。「一目見ただけでマツダ車と分かる」ようなカーデザインを作り出す部門だが、業務は車の造形や内外装という範疇(はんちゅう)にとどまらない。訴求ポイントの定義づけや広告の文字フォント設定などブランド全体の型づくりを担っており、「ブランドスタイル統括部」という部署もある。

 マツダは、「デザインはブランド価値そのもの」(前田育男常務執行役員)と考えている。企業名を据えた車名の統一も、「引き算の美学」「余白の豊潤」といった言葉で表現される次世代デザインの一つの具現化といえるだろう。

 そうした価値観を広く伝えるCMでの「声」の役割について、広報担当者は「ナレーターも企業人格を表すものだと考えている」と説明する。意志と落ち着きを兼ね備えた声が「マツダの目指す方向に合致」しているとして、平成25年から野村さんに一貫して依頼している。

 メーカー側の思いを直に感じている野村さんは自身のブログで、マツダCMの仕事について、「あの『かっこいい』車のナレーション」と度々表現している。

 野村さんは小学6年のときにジャニーズ事務所にスカウトされ、中学生でドラマ「3年B組金八先生」に出演し、頭角をあらわした。同じく出演していた田原俊彦さん、近藤真彦さんと「たのきんトリオ」を結成し、トップアイドルの1人に。その後、独立してギタリストとしての不動の地位を築いた。浜崎あゆみさんのバックバンドを担当するほか、ギターを300本以上収集するこだわりのあるミュージシャンとして有名だ。

 だが、意外にもナレーターも活動の柱で、多くのCMを担当している。中でもマツダのCMは「何作目になるのか分からないくらい」とブログにつづるほど。マツダと野村さんの名コンビは、これからも車のCMの世界で異彩を放っていくだろう。(経済本部 今村義丈)

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