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【CMウオッチャー】マツダCMの“イケメンボイス” たのきんトリオのあの人

マツダのCM「MAZDAという名のクルマたちが走り出す」篇の一場面
マツダのCM「MAZDAという名のクルマたちが走り出す」篇の一場面

 デザイン性にこだわった自動車で人気のあるマツダのCMの最新作が、「おしゃれ」「品性がある」などと評判だ。人物は全く登場しておらず、車を引き立たせる背景や陰影、落ち着いた声色のナレーション、というシンプルで深みのあるつくり。マツダのブランドメッセージを伝える“イケメンボイス”の主は、6年間も同じ人物が務めている。1980年代に一世を風靡(ふうび)したアイドルグループ「たのきんトリオ」で、「ヨッちゃん」の愛称で親しまれたギタリストの野村義男さん(54)だ。

 「マツダという名のクルマたちが、走り出す」

 7月から始まった最新CM「MAZDAという名のクルマたちが走り出す」篇は、野村さんの心地よく耳になじむ声で始まる。

 画面には、夜明けを思わせる薄明かりの道路をゆっくりと走る「ソウルレッド」色の車両。マツダ自慢のデザイン哲学「魂動(こどう)」に基づいた車体造形による曲線と光の陰影が薄明かりのなかに浮かび上がり、躍動感を伝えている。

 画面は切り替わり、赤い車体に銀色の車名エンブレムが次々と映し出されていく。

 「MAZDA2」「MAZDA6」「MAZDA3」-。それぞれ従来名の「デミオ」「アテンザ」「アクセラ」といえば分かりやすいが、マツダはこの春以降、新モデルでの車名を会社名と数字、アルファベットの組み合わせに変更した(ロードスターをのぞく)。

 その意図を、野村さんの品のあるナレーションが次のように語る。

 「そのすべてに、私たちの信念は息づいている。毎日は、もっと光り輝く、美しいものになる」

 「2」は朝霧にけむる湖畔で、「6」は高級ホテルのような建物の夜の玄関で、「3」は薄明かりの橋の上で。どの場面でも繊細な陰影のなかで、車が存在感を放つ。「美しく走る」。新たな企業キャッチコピーが、野村さんの声と文字で示され、CMは締めくくられる。

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