PR

ニュース プレミアム

【日本語メモ】「当たり年」は縁起の良い年

 数年前のテレビ番組で、通行人に「都道府県名を書いてください」という調査をやっていた記憶があります。意外と「滋賀県」を書けないのが驚きでした。「滋」が「磁」になったりするのです。

(1)茨木県笠間市にある古い神社を訪れた。

 その番組で、関西地域で行った調査で特徴的と取り上げられたのが「茨城県」です。関西の人はどうも、大阪府に「茨木市」があるため、「茨木県」と書く人がけっこういるようなのです。実際に番組で書いている人がいて驚きました。茨木も茨城も読み仮名は「いばらき」と濁らず。変換ミスも起きやすいです。簡単なようで間違えやすい地名はしっかり記憶しておきましょう。

(正解例)茨城県笠間市にある古い神社を訪れた。

(2)昨年は台風の当たり年だった。

 「当たり年」は、収穫や利益の多い年。転じて縁起の良い年のこと。「台風の当たり年」など、好ましくないことに使うのは不適切です。近年、各地で台風による大きな被害が出ています。被害に遭われた方を気遣い、言葉を選んで使うように心がけています。

(正解例)昨年は台風の多い年だった。

(3)原子力発電所1号機に核燃料を装填する。

 「装填」は「中につめこんで装置すること」(広辞苑)。一般的に弾丸などを込める際に使われ、異なる意味にとられかねないことから、原子炉に燃料をいれる言葉は「装荷」に用語統一しています。「北朝鮮のミサイルに核弾頭が装填される」。そんな事態が現実味を帯びている昨今、原発での平和利用に同じ「装填」という用語を使うことは、少し違和感を覚えます。

(正解例)原子力発電所1号機に核燃料を装荷する。

(4)高い放物線を描く本塁打は、アーチストの名にふさわしい。

 この「アーチスト」は芸術家の意味の「アーティスト」にホームランの「アーチ」をかけた造語。紙面上では、つめカッコをつけます。「アーチスト」といえば、オールドファンなら元阪神タイガースの田淵幸一氏を思い出すことでしょう。滞空時間の長いホームランは独特でした。

(正解例)高い放物線を描く本塁打は、“アーチスト”の名にふさわしい。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ