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子供の貧困対策に 勉強も教える「寺子屋食堂」

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 世界3位の経済大国でありながら、子供の7人に1人が一般的な生活水準より貧しい「相対的貧困」状態に陥っている日本。経済的な理由で教育や体験の機会が制限されることにより、子供たちは進学、就職など人生のさまざまな面で不利な状況に置かれてしまう傾向にある。国も対策に乗り出している一方、民間でも支援の輪が広がりつつある。(手塚崇仁)

 「栄養ある食事を取り、規則正しい生活で心を安定させ、良い教育を受けて見識を豊かにし、自立した人間になってほしい」。川崎市多摩区で平成29年からNPO法人「川崎寺子屋食堂」を運営している竹岸章さん(72)は、こう話す。

 大手予備校に長年勤務。退職後、新聞などで目にした子供の貧困問題についての記事をきっかけに、「少しでも手伝えたら…」と、子供に食事と学習の機会を無料で提供する同食堂を設立した。

 温かい食事や団欒を提供する「子ども食堂」は通常、月に1~2度開催のところが多いが、同食堂は週に4日開催。費用は寄付やクラウドファンディングでまかなっており、食事とともに、塾講師の経験を生かした質の高い学習の場を提供しているのが売りだ。

 参加希望者には事前に学力診断テストを実施し、できるところまで遡って学習をやり直すなど、きめ細かい対応をとっている。川崎市教育委員会の後援もあり、当初は12人の子供が参加していたが、現在は32人にまで増えた。

 7月から同食堂に通い始めた小学5年の女子児童(11)は、7月から通い始め、「みんなで食事や勉強ができて楽しい」と笑顔。1年半ほど通っているという高校3年の男子生徒(17)は、「将来はプログラミングなどを学べる大学に進学して、プログラムをつくる職業に就きたい」と意欲を見せた。

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