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超車社会の群馬 高齢ドライバー事故防止への道遠く

 太田市は65歳以上の市民がSUBARU(スバル)の自動ブレーキなどの運転支援システム「アイサイト」搭載の新車を購入する際、補助金(20万円)を支給する制度を10月にも創設する方針だ。「新制度によってアイサイト搭載車への買い替えを資金面で支援したい」と担当者。令和元年度内に約100台分の利用を見込むという。

 太田市には4000人以上が勤務するスバルの工場があり、相互の協力関係の緊密化も期待される。

 また、隣接する大泉町も7月、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる誤発進を防ぐ装置を購入する際などに費用の2分の1を、上限2万円とした上で補助する制度を創設した。対象は70歳以上の町民。同様の制度は渋川市でも創設される見通しだ。

押し寄せる人口減

 ただ、高齢ドライバーの事故防止の抜本的解決となる一つが、運転免許の返納。しかし県警によると、群馬は平成30年末の免許保有者が約141万人だったのに対し、同年中に運転免許を返納したのは7055人にとどまる。

 群馬全域と栃木県足利市を対象とした県の平成27、28年度の調査によると、移動手段として車に依存する割合は77・9%に上り、「車がなければ買い物など基本的な生活にも支障をきたしかねない」(県関係者)状況になっている。

 車がなくても生活できるように公共交通機関を整備しようにも、人口減少が影を落とす。群馬の人口は平成5年に200万人を突破したが、22年に200万人を割り込み、その後は右肩下がりに。今年7月現在で193万人まで減った。抜本的な解決策は見えてこない。

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