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中国でリンゴ「千雪」の苗木を無許可販売か 青森県は法的措置含め対応

青森県が開発したリンゴ「千雪」
青森県が開発したリンゴ「千雪」

 日本の農産物の品種が海外に流出するケースが相次ぐ中、今度は青森県が開発したリンゴとみられる苗木が許可なく中国のネット通販サイトで販売されていたことが発覚した。県は国の協力を得て事実関係の調査を進めているが、事実と確認されれば法的措置も含めた対応に乗り出す方針だ。県の「宝」ともいえるリンゴの知的財産権が侵害されていることに、生産者らからは憤りと流出防止対策の強化を求める声が上がっている。(福田徳行)

ネットで販売

 国産の果物は味と安全性の高さで海外での人気が高く輸出が好調。その一方で、イチゴやブドウ、サクランボなどの人気品種が中国、韓国などで無許可で生産・販売されているケースが相次いで発覚している。

 そんな中、県内の関係者から3月、県産業技術センター(黒石市)に情報提供があった。

 「中国で千雪(ちゆき)の名前で苗木が売られている」

 千雪はセンターが開発したリンゴの品種。甘みが強い上に、すり下ろしても変色しにくいという特徴があり、宿泊施設でのサラダやデザート、外食産業、加工用などさまざま場面での活用が期待されているという。津軽地方を中心に栽培されており、平成29年の作付面積は約16・8ヘクタールにもなる。

 20年に国内で品種登録され、27年には中国でも品種登録。登録されると知的財産権を管理しているセンターの許可なく栽培・販売することはできない。事態を重く見たセンターが調べたところ、中国で複数の業者が千雪とみられる苗木を無許可で販売している疑いが明らかになった。

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