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「東北をラグビーで元気に」 W杯直前、新日鉄釜石7連覇元メンバーの思い

新日鉄釜石ラグビー部7連覇の元メンバー、高橋博行さん=7月27日、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム
新日鉄釜石ラグビー部7連覇の元メンバー、高橋博行さん=7月27日、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム

 夏の五輪、サッカーワールドカップ(W杯)とともに「世界3大スポーツイベント」に数えられるラグビーW杯が9~10月、日本で開かれる。全国12会場のうち東北唯一の開催地である岩手県釜石市は、全日本選手権7連覇を達成し「北の鉄人」と呼ばれた新日鉄釜石を生んだ“ラグビーの街”だ。「たくましく復興する姿を発信したい」。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けながらも地元開催に奔走した関係者は、本番を待ち望んでいる。(橋本昌宗)

 7月27日、「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」(釜石市)で行われた日本対フィジー戦。ほぼ満員となる1万3千人が詰めかけ、W杯の前哨戦に位置づけられたこの一戦で、日本は格上のフィジーを撃破した。

 「この熱気は、きっと東北を元気にしてくれる」。大漁旗をモチーフにしたTシャツに身を包んでスタンド観戦していたNPO法人「スクラム釜石」の高橋博行事務局長(63)は、確かな手応えを感じていた。

 新日鉄釜石が7連覇した時のメンバーである高橋さんと釜石との縁は昭和51年、秋田高専を卒業して新日鉄の一般社員として入社し、釜石に配属されたところから始まった。

 高専時代もラグビー部に所属していたが、「それほど熱心に打ち込んできたわけでもなかった」(高橋さん)。ただ、最後の試合で悔いが残っており、「もう少し続けたい」という漠然とした思いから、当時、既に強豪への道を歩み出していたラグビー部の門をたたいた。

 当初は全く練習についていくことはできなかったが、意地で食らいつき、試合にも徐々に出られるようになった。釜石は昭和53~59年度にかけて、日本選手権7連覇を達成。スタジアムには大漁旗が翻り、優勝パレードには多くの地元住民らが熱狂した。

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