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世界が注目 「水上スポーツ」 9月大阪で開催

会場となる大川でパドルを操るYUKA選手=大阪市北区
会場となる大川でパドルを操るYUKA選手=大阪市北区
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 水都と呼ばれる大阪で、新しいウォータースポーツの世界大会が9月21、22日の両日、開催される。競技名はスタンダップパドルボート(SUP)。すでに、プロ選手によるワールドツアーも開催されるほどの人気で、いまや2024年五輪種目候補にあげられるほどの広がりをみせている。(正木利和)

 俗に「サップ」と呼ばれるこの競技は、専用のボードの上に立ってパドルでこぎながら水上を進んでゆくハワイ生まれのスポーツ。1960年代にワイキキビーチで若者たちが始めたSUPは、一時はサーフィンに押されて姿を消した。しかし、90年代後半、有名なサーファーのレイアード・ハミルトンらが始めたことにより、再び注目を浴びることになった。

 使用するサーフボードはサーフィンよりも大きいサイズなので浮力自体大きくなり倒れにくい。このため性別、年齢を問わず、だれでもすぐに楽しめる。いわば初心者にもとっつきやすい競技なのである。

 2009年にはプロ協会(APP)も設立され、ビーチで開催されていた大会は、一昨年17年から認知度をより広げていくために世界の大都市を象徴する河川を舞台にして行われるようになった。これまで、会場となったのはロンドンのテムズ川、ニューヨークのハドソン川、パリのセーヌ川といった、まさに世界有数の名所を縫うように流れる河川である。

 ことしは、そこに大阪市の大川が加わる。国の重要文化財である中央公会堂をはじめ、東洋陶磁美術館や大阪市役所などの行政・文化の拠点、中之島を回るコースがメインとなるが、前夜祭ではあのグリコの電飾広告でおなじみの道頓堀川を通って前景気をあおるPRコースも予定されている。

 APP大阪大会のレース種目は、200~300メートルのスプリント、11キロのコースで争う長距離で、いずれも国内外のプロ48人と日本の招待アマが参加。また、7~11キロで争われるSUPマラソンは一般参加も募集する。

 大会の後援には上位団体である国際サーフィン連盟(ISA)のほかに、大阪府、大阪市も名を連ねている。世界的な大都市にも負けない水の都を世界にアピールするという観点からいえば、米国、英国、フランス、ドイツ、豪州、ブラジル、デンマークといった国々からサーキットを回るプロ選手が参加するこの大会は、大きな都市PRの場といえるだろう。2025年に大阪・関西万博開催を控える府市にとっては、まさにシティーセールスのうってつけのスポーツ大会なのである。

   ■    ■

 プロとして世界を回っている日本選手もいる。YUKA(佐藤ゆか=32)は昨年の世界4位にランキングされた実力者。東京出身で東京女子体育大3年のころ競技に出会った。

 「海の仕事をしたいと思っていたのですが、サーフィンじゃ仕事にならない。それで、神奈川県三浦市でダイビングのガイドをしていたのです。4年前、茅ヶ崎で桑田杯に出たら15人中4位になった。翌年2016年は全日本で優勝しました」

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