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【原坂一郎の子育て相談】姉の邪魔ばかりする弟

 年中クラスの息子は、普段から1年生の姉の邪魔ばかりをします。姉が何かで遊ぶと「ちょっと貸せ」と言って取り上げ、姉が抵抗するとたたいたり引っかいたりし、必ず勝ちます。注意しても聞かないので、力ずくで姉の邪魔ができないようにしたり、姉を逃げさせて違う遊びを誘ったりすると、「姉ばかり優しくして」と言って泣きわめき、私も引っかかれます。姉は優しいので「これ、どうぞ」とすぐに譲るようになってしまい、弟はシメシメとばかりに奪い取っていきます。なんでもよくでき、集中力もある息子ですが、将来家庭内暴力に発展しないか心配です。

 5歳前後の子供は、自分中心の考え方で動くことが多く、それによって起こるいろんなトラブルを経て、相手の気持ちを理解するようになります。

 でも、息子さんは、自分のわがままを最後まで通すタイプのようです。今から家庭内暴力のことを心配するとは、息子さんの言動は相談の文面以上に激しいのかもしれませんね。

 お姉ちゃんへのそれらの言動は、けんかをしているときならまだしも、普段からそうならば、そしてもし家族以外の人にもそんな風になることがある場合は、しっかり注意をした方がいいと思います。

 注意と言っても叱るのではありません。息子さんは興奮しやすいタイプのようですが、頭もよく集中力もあるようなので、力づくではなく理論で対応するのがいいですよ。

 そういうやり方はよくないこと、自分の希望があるときの訴え方、そして今のままではかえって自分が困る状況になることなどを理由も添えながら丁寧に伝えてみてください。その上でそれができなかったときに叱るのではなく、少しでもできたときにほめる、ということを繰り返してください。

 弟と何かあったときは張り合わないで譲る、という殊勝なお姉ちゃんのことも、弟のいないところでぜひほめてくださいね。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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