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「もったいない」の嘉田氏再び 自民を破った神通力

参院選で選挙カーから身を乗り出して手を振る嘉田由紀子氏=7月4日、大津市
参院選で選挙カーから身を乗り出して手を振る嘉田由紀子氏=7月4日、大津市
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 21日に投開票された参院選の滋賀選挙区(改選数1)は、野党統一候補として無所属で出馬した元滋賀県知事の嘉田由紀子氏(69)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が、自民公認の現職、二之湯武史氏(42)との事実上の一騎打ちを制して初当選を果たした。「もったいない」を掲げた知事時代には求心力を誇ったものの、初の国政挑戦となった平成29年の衆院選では自民現職に敗北。「もはや過去の人」(自民県連幹部)と揶揄(やゆ)する声もあったが、今回の参院選で「神通力」の健在ぶりを見せつけた。(花輪理徳)

栄光と挫折

 嘉田氏は18年の滋賀県知事選で「もったいない」を合言葉に公共事業の見直しを掲げ、現職知事を破って初当選。22年には県知事選史上最多となる約42万票を集めて再選を果たした。

 任期中は新幹線の栗東新駅や大戸川などのダムの建設をめぐり、自民県議団と激しく対立。さらに嘉田氏が後継指名した現知事の三日月大造氏は、26年の知事選で自民が擁立した候補を破って初当選した経緯もあり、自民にとって嘉田氏は「宿敵」といえる存在だった。

 そんな嘉田氏の求心力も知事2期目の終盤には陰りを見せていた。任期中の24年の衆院選には、「水と油」といわれた小沢一郎氏と脱原発を旗印に日本未来の党を結党して臨んだものの惨敗。旧民進党の重鎮で元衆院副議長の川端達夫氏の後継で出馬した29年の衆院選も、原発政策などをめぐる意見の違いから野党共闘が破綻し、自民候補に敗れた。

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