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【竹島を考える】日本側のノーネクタイ対応 挑発と受け取る韓国 下條正男・拓殖大教授

輸出管理に関する事務レベル会合に臨む韓国側(右)と経産省の担当者=7月12日 経済産業省(代表撮影)
輸出管理に関する事務レベル会合に臨む韓国側(右)と経産省の担当者=7月12日 経済産業省(代表撮影)

 日本外交はなぜこうも拙速で、稚拙なのだろうか。近時、日韓は、朴槿恵(パク・クネ)大統領時代の「慰安婦合意」を韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が一方的にほごにし、昭和40(1965)年の「日韓基本条約」の締結で一応決着がついた問題に対して、韓国の最高裁が関連日本企業に賠償を命ずる判決を下した「徴用工問題」でぎくしゃくしていた。韓国では国家間の合意よりも、国内政治が優先するからである。

 その歴史問題で日韓関係がこじれた最中、日本政府が韓国向け半導体素材3品目の輸出管理強化を求めたことから、韓国側ではそれを「徴用工問題」に対する報復処置と捉え、反日感情を高潮させた。その韓国側をさらに激高させたのが、韓国への半導体素材の輸出管理強化をめぐって日本を訪れた韓国政府の課長級職員らに対する処遇である。掃除も行き届いていない経済産業省の一室で、ワイシャツ姿でノーネクタイの職員が対応したもようを韓国のマスコミが報じたことで、火がついた。

戦場は消耗戦に移ってしまった

 この日、経済産業省では、半導体の製造に必要な素材の輸出に関連して、これまでの簡易な手続きを通常のものに戻すとする「輸出管理に関する事務的説明会」のつもりであった。だが韓国側では、「輸出管理強化」措置の撤回を求める協議の場と捉えていた。その韓国側に対する経済産業省の対応は、日本側による挑発と思い込ませて十分だった。

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