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階級変えてでも東京五輪へ 伊調と太田、敗れたメダリストの分かれた選択

世界選手権代表決定プレーオフで川井梨紗子(奥)に敗れた伊調馨=7月6日、埼玉県和光市総合体育館(納冨康撮影)
世界選手権代表決定プレーオフで川井梨紗子(奥)に敗れた伊調馨=7月6日、埼玉県和光市総合体育館(納冨康撮影)
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 1階級から1人しか出場できないレスリングの2020年東京五輪代表争いで、前回リオデジャネイロ五輪のメダリスト2人が対照的な道を選ぼうとしている。9月にカザフスタンで行われる世界選手権代表を逃し、自力で東京五輪への切符をつかみとる可能性がなくなった女子57キロ級の伊調馨(35)と、男子グレコローマンスタイル60キロ級の太田忍(25)=ともにALSOK。リオ銀メダリストの太田は階級を変えてでも、悲願の金メダルに向けた挑戦を続ける。一方、五輪5連覇が懸かる伊調は静観の構え。伊調を破った川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=が世界選手権で表彰台に上れば、その時点で自国開催の五輪への挑戦は終わる。 (岡野祐己)

「ライバルの結果待ち」ではなく

 7月21日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターに2人のメダリストがいた。この日行われたのは、五輪では実施されない階級の世界選手権代表決定プレーオフ。五輪実施階級に比べると、いわば日陰の存在だ。そこに太田は63キロ級へ階級を上げて臨んでいた。そのセコンドについたのが伊調。太田を鼓舞するため、ALSOKの大橋正教監督(54)の計らいだった。

 太田は6月の全日本選抜選手権決勝で文田健一郎(23)=ミキハウス=に敗れ、五輪階級である60キロ級の世界選手権代表を逃していた。17年世界王者の文田がカザフスタンで再びメダルを獲得すれば、五輪代表に決まる。だからといって、文田が敗れるのをただ指をくわえて待つわけにもいかなかった。

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