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【衝撃事件の核心】1回の選挙で2度投票…露呈した公選法の穴

 春の統一地方選と参院選が12年に1度重なる「亥年選挙」の今年、投票所で別人の名義で投票する「なりすまし投票」や、一度投票したのに再び同じ選挙に投票する「二重投票」の事例が相次いでいる。4月の大阪府高槻市議選では、二重投票しようとした男性が公職選挙法違反容疑で書類送検された。背景には、入場券を持たなくても投票所で有権者に関する個人情報を書けば本人とみなされる仕組みがある。総務省は本人確認よりも円滑な投票を重視しているというが、悪意ある有権者が別人の投票権を奪うことにもつながりかねない。有識者からは実態調査やマイナンバー電子投票などを推進すべきとの見方もある。

 統一地方選後半戦の投開票日を翌日に控えた4月20日。高槻市内の期日前投票所に、同市に住む会社役員の50代の男性がやってきた。男性が事前に送られてきた投票所への入場券を持っていないと伝えると、投票所のスタッフは慣れた様子で宣誓書を書くよう促した。男性は名前と住所、生年月日、期日前投票をする理由を記入し、受付に提出。職員は「○○(男性の名前)さんですね?」と名前を尋ねた上で、投票用紙を手渡した。

 男性はこの一連の流れに違和感を覚えた。というのも、投票所の職員から免許証や保険証など、本人確認書類の提示を一切求められなかったからだ。「こんなに簡単でずさんなチェックで投票ができてしまった」。期日前投票を初めて利用した男性は戸惑い、投票所での一部始終をSNSに投稿。手元に残った入場券を使えば二重投票ができうる恐れを書き込んだ。すると、知人がこう反応した。「これで明日はがき(入場券)持って投票所へ行ってみて! それで、『昨日不在者投票されてますよ』って言われたら『誰が投票してん!』って大暴れして!」

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