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巻き起こせるか「五島慶太」ブーム 生誕地の長野・青木村がプロジェクト

五島慶太の生家。昨年8月の落雷で焼失した。山間の最奥部に位置しており、「大農家だったので集落をすべて見渡せる場所」(塩沢和宏係長)なのだという(長野県青木村提供)
五島慶太の生家。昨年8月の落雷で焼失した。山間の最奥部に位置しており、「大農家だったので集落をすべて見渡せる場所」(塩沢和宏係長)なのだという(長野県青木村提供)
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 「鉄道王」「強盗慶太」などの異名を持ち、東急グループを創業したことで知られる五島慶太の出身地、長野県青木村で、五島の功績を顕彰する事業が進んでいる。昨年、落雷によって焼失した生家をバーチャルリアリティー(仮想現実、VR)で再現するとともに、村の中心部には記念館「五島慶太未来創造館」(仮称)を建設し、五島の軌跡を紹介する。郷土の偉人を決して風化させない-。「五島ブーム」を巻き起こせるか。(松本浩史)

事業家、教育者の軌跡

 五島は、長野県の旧殿戸村(現在の青木村)で、農家の小林家に次男として生まれた。旧制上田中学(現上田高)、松本中学(現松本深志高)を出て、小学校の代用教員になる。その後、東京高等師範学校(現筑波大)に入学・卒業。英語教師になった後、東京帝国大(現東京大)に入り、鉄道院などの官僚生活を経て、大正11(1922)年には目黒蒲田電鉄(東京急行電鉄の前身)を設立した。戦前には、現在の京王電鉄、小田急電鉄などと合併し、「大東急」時代を築き上げるなど、その仕事ぶりは後世に語り継がれるほどだ。

 村では、今年8月14日に五島の没後60年という節目を迎えることから、顕彰事業を企画し始めた。令和4年には、生誕140年と東急グループ創業100年も控えている。このため、北村政夫村長は今年3月、「未来創造館」の建設方針を表明。実業家としてはもとより、教育者としての顔もあった五島の功績を紹介するほか、幼少期に五島が使っていた柳行李(やなぎごうり)などの生活用品、五島が手がけた「書」や教科書などの展示を予定している。

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