PR

ニュース プレミアム

キャプテン翼「スカイラブハリケーン」実演も 都内でスポーツ漫画展 

「SPORTS×MANGA」漫画で「MAJOR」について語る巨人の坂本勇人選手
「SPORTS×MANGA」漫画で「MAJOR」について語る巨人の坂本勇人選手

 スポーツ漫画100作品が一堂に-。1年後に迫った東京五輪・パラリンピックの機運を高めようと、漫画を通じてスポーツの魅力を発信する特別企画展「SPORTS×MANGA」が東京都江東区のパナソニックセンター東京で開催中だ。最新技術を駆使した20世紀の漫画・アニメが躍動している。(文化部 伊藤洋一)

迫力満点の必殺技ブース

 会場では、終戦後から現在までのおもなスポーツ漫画100作品をジャンルごと、年代ごとに分けて紹介、タッチパネルで各自が検索できるようになっている。

 「バット君」(昭和22~24年、井上一雄)や「くりくり投手」(33~38年、貝塚ひろし)など、戦後約20年間に雑誌に連載されたスポーツ漫画は、野球が大半だった。42年になり「柔道一直線」(梶原一騎、永島慎二)が、43年にバレーボールの「サインはV!」(神保史郎、望月あきら)の連載が始まりテレビアニメ化され、その後、格闘技や球技、陸上など幅が広がっていった。タッチパネルでは、当時の世相もあわせて紹介されており、どの世代でも楽しめる。

 「必殺技」ブースでは、サッカー漫画「キャプテン翼」に登場する立花兄弟が「スカイラブハリケーン」を“実演”している。双子の一人があおむけになって足を突き出し発射台になり、もう一人がそこへ飛び乗る。2人の脚力を利用して驚異的なジャンプ力を生み、ヘディングシュートにつなげるというサッカー部員や、サッカーファン垂涎(すいぜん)のプレーだ。実演選手(人形)に顔が描かれていない代わりに、原作者の高橋陽一さんがチョークアートで描きおろしたものを、スクリーンに映し出している。

弱虫ペダルを追体験

 体験コーナーもある。自転車を一定時間こぐと、前方の画面に「弱虫ペダル」の一場面が登場する1000キロ走破トレーニングだ。ただ、漫画作品は簡単には現れないので、小野田坂道や泉田塔一郎ら選手の大変さが実感できるかも。

 また、「テニスの王子様」で越前リョーマが超人的なパフォーマンスを発揮するシーン「無我の境地」を、AR(拡張現実)で試すコーナーがあり、こちらは体力より集中力が大事。ボクシング漫画「はじめの一歩」で落ち葉をつかむシーンが出てくるのにちなみ、センサーを装着した左腕で上から降ってくる葉っぱをたたくと、“バッ”という擬音が表示されるお遊びゾーンも。

 漫画作品の有名なセリフを音声で紹介し、実際に選手が競技後などに語った言葉と結びつけ、スポーツの精神的価値について考える試みも実施。例えば、「黒子のバスケ」で、バスケットボールに打ち込む黒子テツヤが「みんなと一緒に日本一になりたい」と言った際、仲間が返した「なりたいじゃねーよ。なるぞ!」というセリフがタッチパネルにある。これを選ぶと、2012年ロンドン五輪の競泳男子リレーで銀メダルを獲得した松田丈志さんが発した「(北島)康介さんを手ぶらで帰らすわけにはいかない」の発言が映されるというもの。仲間との団結を示す名言として結びつけられている。

パラ選手描いた漫画も

 7月12日にはオープニングセレモニーがあり、小池百合子東京都知事も出席。「世界で人気の日本の漫画が、スポーツをテーマに、最先端の技術を用いて世界に発信されるのはうれしい」と話したうえで、「パラリンピックの成功なくして、東京大会の成功はない。親しみやすい漫画を通して、パラリンピックへの注目が高まれば」と力を込めていた。パラスポーツを描いた漫画も集められ、選手の偉大さが理解できるようになっている。

 パナソニックは1988年のカルガリー冬季五輪以降の夏冬大会と、98年の長野パラリンピックから3つの大会の公式スポンサーを務めているという。同社の竹安聡執行役員は「漫画という日本の文化を切り口に、スポーツを多くの人に体験してもらい、楽しんでもらえるようにした」と話した。9月29日まで、午前10時~午後6時。月曜日休館(9月16日は開館予定)入場無料。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ