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【日本語メモ】「球団」はプロ野球以外に使ってはダメなのか

 7月某日。産経ニュースに出ているスポーツ記事を読んで考え込んでしまいました。見出しは「八村がNBAウィザーズと契約 日本人初の1巡目指名」。その冒頭の「米プロバスケットボールNBAウィザーズから日本人初のドラフト1巡目指名(全体9位)を受けた八村塁(21)が、球団と契約合意したと1日、代理人事務所が明らかにした」という一文を読んだとき、文中の「球団」という言葉に何ともいえない違和感が…。

 この「球団」は明らかにウィザーズを指していますが、「球団=プロ野球チーム」だと思っていた私は「???」。辞書を引くと「プロ野球のチーム。また、それを運営する事業体」などとあり、球団というのはプロ野球の球団を指す言葉です。「野球団の略」という解説をしている辞書もあります。辞書の解釈に従えば、球団とはプロ野球を指す言葉で、プロ野球の「運営側(会社)」と「選手側(チーム)」を総称しているといったところでしょうか。一般的にも日本のプロ野球や米国のメジャーリーグ関連の話で使われることがほとんどだと思いますが、それがなぜバスケットチームを指して使われているのでしょうか。

 ここからは私の想像です。記事でも会話でも球団と言うことがほとんどで、「野球団」と言うことはまずありません。そのため球団が「野球団」の略称だということが忘れられてしまった。そして球団という言葉に新しい解釈が生まれてきたのではないか-。「球=野球」ではなく「球=ボール」と解釈するなら、球技のプロチームであれば球団と言い得ることになります。その解釈でいけばNBAのチームも球団と言えるわけです。ただ、球技の範疇に入るスポーツはいろいろあります。プロチームが存在するものに限っても、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、バレーボール、卓球、アイスホッケー、ハンドボール…。これらのチームを本当に球団と言ってしまっていいのかどうか。

 ちなみに冒頭で挙げた記事は共同通信の配信記事です。これが正しいかどうかはともかく、少なくとも共同通信ではNBAのチームを指して球団と言うことを容認していることになります。

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