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【大リーグ通信】ダルビッシュに頼るカブス 後半戦に働きそうな理由

レッズ戦に先発し、6回無失点で3勝目を挙げたカブスのダルビッシュ=17日、シカゴ(共同)
レッズ戦に先発し、6回無失点で3勝目を挙げたカブスのダルビッシュ=17日、シカゴ(共同)

 大リーグ、カブスがダルビッシュ有投手(32)を軸に後半戦を戦うことになりそうだ。昨季、6年総額1億2600万ドル(約135億円)の超大型契約で入団しただけに当然ともいえるが、故障と背信投球で一時は完全に首脳陣の信頼を失っていたのが、完全に様変わり。その理由を探ってみると-。

 17日のレッズ戦、ダルビッシュは初めて本拠地リグレー・フィールドで勝利の雄たけびを上げた。

 最速98マイル(約157キロ)の速球を繰り出し、6回無失点でようやく得た白星に地元シカゴを始めとする各メディアは、「ダルビッシュの復活はトレードの最終期限までに間に合った」(シカゴ・サン・タイムズ紙)、「本拠地での不振を抜け出した」(シカゴ・トリビューン紙)、「カブスの一員としてリグレーフィールドで初の勝利。1億2600万ドルの契約後523日目の出来事」(ヤフー・スポーツ)などと、いずれも歓迎した。

 というのも、カブスは激戦のナ・リーグ中地区で首位ターンしたものの、カージナルス、ブルワーズとの差は5ゲーム以内。ポストシーズン進出は安泰とはいえない。しかも、6勝左腕のハメルズが腹筋痛でリタイア中。昨年は1勝、前半戦わずか2勝の投手にも活躍してもらわなければならない状況ができてきた。

 一方、ダルビッシュ自身も信頼回復に策を巡らせていた。何と、後半戦の“開幕投手”を直訴し、実現させていたのだ。

 年に1度の祭典、オールスター戦が終わっての後半戦開幕となった7月12日のパイレーツ戦で先発マウンドに立った。

 6回無失点と好投しながら不運にも勝ち星がつかなかったが、マドン監督や投手コーチからは、評価する言葉が相次いだ。

 地元テレビ局NBCシカゴはこう解説する。「彼は監督に『去年は何もしていない。今年は多くの試合で投げたい。毎年、球宴明けの初戦は難しいが、自分にはいい投球ができると信じている』と申し出た。監督はそれに懸け、正しい結果を得た」

 そして獲得した信頼をさらに揺るぎのなものとしたのが、17日の本拠地初勝利だったわけだが、ダルビッシュは試合後、さらなる朗報を明らかにした。

 「前回の調子を維持していれば、打たれることはないと思っていたので、自信を持って投げた。そんなことより、11月に初めての女の子が生まれます。その方が大事なんですけど、勝ったら言おうと思っていたけど、なかなか勝てなくて…」

 初めて女の子のパパになる。これ以上の発奮材料はない。「制球も球のキレも人生でベスト。120%の力を出せていると思う」と意気込む。

 投じた大金に見合った働きを見せ始めたダルビッシュ。カブスの憂鬱が晴れたとき、チームはポストシーズン進出に大きく近づく。(運動部 佐竹修仁)

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