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【田村秀男のお金は知っている】自動車とセメントでみると「マイナス成長」の中国

 自動車、セメント生産の前年比増減率の推移を追って、「タムラ・フジ産経指数」をつくってみることにしよう。グラフはそれに実質GDP伸び率を組み合わせた。成長率の水準を抜きにすれば趨勢(すうせい)はきれいに連動し、いずれも右肩下がり曲線である。自動車は工業生産の要で、セメントは不動産開発が柱となるハコモノ投資(総固定資産投資)を100%反映する。

 総固定資産投資のGDP構成比は40~50%に上り、昨年は8%前後の伸び率になっている。ところがセメント生産は前年比マイナスで、いかにも不自然だ。固定資産投資は土地の所有権を売買する権限を持つ地方政府の裁量次第だから、ウワモノの投資をしたように偽装できる。

 セメントと自動車生産動向からすれば、実際の中国経済は実質マイナス成長に陥っている。そして4~6月期はさらに下落に加速がかかっていると推計できるのだ。(産経新聞特別記者・田村秀男)

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