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【エンタメよもやま話】約6300億円を寄付 米大富豪に広まる新たな愛国のカタチ…

2010年、米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏(63)らが呼びかけてできた慈善活動キャンペーン「ギビング・プレッジ」では、資産の半分以上を寄付するという考えに賛同できる大富豪を募っており、年々、賛同者が増えている (AP)
2010年、米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏(63)らが呼びかけてできた慈善活動キャンペーン「ギビング・プレッジ」では、資産の半分以上を寄付するという考えに賛同できる大富豪を募っており、年々、賛同者が増えている (AP)
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 今週ご紹介するエンターテインメントは、お金にまつわるお話です。

 日本で「寄付」といえば、平成20年から始まった「ふるさと納税」の制度を思い出す人が多いのではないでしょうか。

 故郷や仕事などでご縁ができた自治体を選び、寄付をすると、その寄付金に近い額が住民税などから差し引かれる仕組みですが、豪華な返礼品や、地場産業とは関係ない、人気取りのような返礼品が制度の趣旨を逸脱していると問題に。自治体の寄付の集め方などについて議論が起きていますが、米でもいま、「寄付」や「納税」の問題が国民の大きな関心事になっています。というわけで今回の本コラムでは、その出来事についてご説明いたします。

    ◇   ◇

■マイクロソフトのゲイツ氏、スピルバーグ監督、フェイスブックのザッカーバーグ氏…54兆円を

 7月1日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)や、同5日付の米金融経済系ニュースサイト、ビジネスインサイダーなどが報じているのですが、住宅のリフォームや建設資材などを販売する米ホームセンター最大手「ホーム・デポ」(本社・南東部ジョージア州)の共同創業者で、米国を代表する億万長者のひとり、バーナード・マーカス氏(90)が、59億ドル、日本円にして約6300億円にのぼる自分の全財産を、ほぼ全て寄付すると明言し、全米を驚かせたのです。

 「ホーム・デポ」は、マーカス氏を含む5人のビジネスマンが1978年、大規模なホームセンターのチェーンを作ろうと設立。一店あたりのスケールメリット(規模の利益)を最大限に生かし、店舗網を拡大。1989年、老舗のライバル「ロウズ」(1946年設立)を抜いて全米1のホームセンターチェーンに。2002年にはメキシコのホームセンター大手「デル・ノルテ」を買収し、メキシコ市場にも進出。しかし2006年に進出した中国では失敗しました。昨年の売上高は約1000億ドル(約10兆8000億円)。現在、米、カナダ、メキシコ、プエルトリコに計2286の店舗を有しています(昨年10月時点)。

 そんな「ホーム・デポ」の共同創業者であるマーカス氏は1929年5月、ロシア系ユダヤ人の移民だった両親のもと、米東部ニュージャージー州のニューアークに生まれました。

 医者になりたかったのですが、家が裕福でないため断念。地元の大学を卒業後、薬剤師としてドラッグストアに勤務しましたが、企業経営に興味を持ち始め、さまざまな職を経た後、ロサンゼルスに拠点があるホームセンターチェーン「ハンディ・ダン・ホームセンター」の最高経営責任者(CEO)に。しかし内紛で解雇され「ホーム・デポ」の設立に至ります。「ホーム・デポ」では19年間CEOを務め、その後、会長となり、2002年に引退しました。

(次ページ)超富裕層は資産2270兆円! そして

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