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フランス人が占拠!? 四国お遍路事情

外国人歩き遍路の多い国・地域トップ10
外国人歩き遍路の多い国・地域トップ10

 四国霊場八十八カ所を巡るお遍路さんが、10年前に比べて4割減少したとみられることが、四国経済連合会(高松市)と四国4県の地方銀行が実施した調査で明らかになった。一方、外国人のお遍路さんは増加傾向にあり、歩き遍路の15%超。国・地域別ではフランスが最も多くなったデータもあるという。背景には、徒歩による巡礼旅が世界的ブームになっていることがあるようだ。

「70%減少」の霊場も

 調査は昨年11月、四国霊場の88札所を対象にアンケート形式で実施し、6月に報告書として公表した。この設問の中で、約10年前と比べたお遍路さんの増減を尋ねたところ、回答のあった36カ所全てが「減っている」とした。減少割合は10~70%と幅があったが、50%という回答が最も多く、平均すると38%となった。

 別のデータもある。四国霊場21番札所・太龍寺(徳島県阿南市)を参拝する人のほとんどが利用する「太龍寺ロープウェイ」の輸送人数は、平成10~14年度は平均13万5千人だったが、26~30年度は同7万8千人にまで減らした。

 落ち込んだ要因と考えられるのは、宗教離れやレジャーの多様化、国内外の観光地との競合。また、かつてに比べて団体バスや自家用車による巡礼が減った影響もあるとされる。

 対照的に増加しているのが、外国人の歩き遍路だ。

スペイン・サンティアゴ巡礼路と共通点

 報告書は、NPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市)のデータも分析。同法人は、87番札所・長尾寺(香川県さぬき市)と88番札所・大窪寺(同)の間にある「前山おへんろ交流サロン」(同)で、歩いて巡礼を終えた人に「遍路大使任命書」を発行しているが、平成29年に任命書を交付したのは2503人で、このうち外国人は416人(16・6%)。外国人の人数は10年前に比べて約10倍となった。国・地域別では、フランスが66人と最も多く、台湾▽米国▽オランダ▽ドイツ-と続いた。

 外国人が増えた背景について、報告書は「歩きの巡礼旅が世界的なブームになっている」と分析。海外 の事例として、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(サンティアゴ巡礼路)を挙げている。

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