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【湖国の鉄道さんぽ】気軽に「電車でビワイチ」 3時間で琵琶湖1周170キロ 

米原方面からの新快速(左)が到着すると、湖西線に入る京都方面行きの新快速がとなりのホームに入線した
米原方面からの新快速(左)が到着すると、湖西線に入る京都方面行きの新快速がとなりのホームに入線した
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 自転車で滋賀県の琵琶湖を一周する「ビワイチ」が盛り上がっている。体験者推計は平成27年は5万2千人だったが、29年は9万5千人、昨年は10万6千人と大台を超えた。自分も一度はとは思うが、自転車では近くのスーパーへの坂道でも息が上がる始末。その代わりに「電車でビワイチ」を敢行。快適にぐるりと回れることが分かった。

 自転車の「ビワイチ」は約200キロだが、鉄道では170キロ弱。起点は大津としよう。米原経由、近江塩津行きの新快速に乗り込んだ。進行方向左側の座席に陣取るが、石山を出て瀬田川を渡るときや長浜付近を除いて、意外と琵琶湖は見えない。ただ、織田信長が天下統一への拠点とした安土城跡や、浅井3姉妹が生まれた小谷城跡がある小谷山といった史跡を車窓で眺めるのは楽しい。

 終点の近江塩津(長浜市西浅井町)が折り返し点だ。ここから湖西線で南下し、山科から大津へ向かえば琵琶湖一周は完了。全行程で約3時間しかかからないし、本数も1時間に1本はあるので、「電車でビワイチ」は気軽にできる。

 平成が始まった頃は、そうはいかなかった。平成3年8月号の時刻表を見ると、近江塩津から、湖西線でとなりの永原へ行く普通列車は一日7本しかない。近江塩津10時35発を逃すと次は13時39分発まで空白だった。なぜ、この区間が「関所」のようになっていたか。当時、両駅間に直流と交流の電化方式を切り替える区間があったからだ。京都方面からの直流用電車は永原止まりで、ディーゼルカーが細々とその先の切り替え区間を越えていた。

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