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【政治デスクノート】なぜ自民党は東北で弱いのか 離党大物議員の呪縛と戊辰戦争の禍根

参院選の全国遊説を福島から始めた安倍晋三首相(右から2人目)。演説前には地場産の桃を試食し、東北へ配慮する姿勢をアピールした=7月4日、福島市飯坂町(川口良介撮影)
参院選の全国遊説を福島から始めた安倍晋三首相(右から2人目)。演説前には地場産の桃を試食し、東北へ配慮する姿勢をアピールした=7月4日、福島市飯坂町(川口良介撮影)

 参院選(21日投開票)は自民党の堅調ぶりが目立っているが、相も変わらず苦戦しているのが東北の6選挙区(いずれも改選数1)だ。前回の28年参院選でも1勝5敗と大きく負け越したが、今回も似た傾向が出ている。なぜ東北の自民は弱いのか。関係者に取材すると、平成5年の旧細川護煕政権に加担した自民離党組の抜け穴と、150年近く前の明治維新で負った「東北の傷」という、構造的な2つの理由が浮かび上がる。

離党組の抜けた穴、四半世紀後も埋まらず

 東北の自民が弱い理由としてよく取り上げられるのが、安倍晋三首相(党総裁)の経済政策「アベノミクス」の果実が届いていないことや、輸入農産品の関税引き下げが課題となる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の悪影響だ。しかし、九州や山陰なども東北と似た状況があるが、今回の参院選で、大半の自民候補は野党統一候補を引き離す強さをみせている。

 東北の自民には、もっと構造的な問題が潜んでいるのではないだろうか。

 東北の自民党組織の病巣といわれるのが、かつて自民を離党し、非自民勢力が結集した細川政権に加わった大物議員が異様に多いことだ。現在国民民主党に加わった岩手の小沢一郎氏を筆頭に、福島の渡部恒三元厚相▽山形の鹿野道彦元農林水産相▽福島の増子輝彦参院議員▽青森の田名部匡省元農林水産相-など重鎮が名を連ねる。

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