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【ニュースの深層】朝食とらない、1人でごはん…子供の食卓が深刻に

「みなと子ども食堂」で提供されている食事=3日、東京都港区(手塚崇仁撮影)
「みなと子ども食堂」で提供されている食事=3日、東京都港区(手塚崇仁撮影)
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 基本的な生活習慣を身につけるため、朝食を毎日食べるといった「食育」の重要性が指摘される中、子供が朝食を食べない「欠食」や一人きりで食事をとる「孤食」が深刻化している。経済的な問題を抱える家庭だけでなく、比較的裕福な家庭でもこうした事態は起きており、関係者は「子供が安心して食卓を囲み、食事を楽しむ環境整備が必要だ」と指摘している。(手塚崇仁)

貧困だけではない

 「高級住宅街に住んでいる親子が、タクシーに乗って食べに来たこともある」。食事の提供や学習支援を通じて地域の子育てに携わるNPO法人「みなと子ども食堂」(東京都港区)の宮口高枝理事長は、こう話す。

 同食堂は平成28年にオープン。経済的に困窮している家庭の子供やその親などに無料・安価で栄養ある食事や温かい団欒(だんらん)を提供するこうした「子ども食堂」は近年増え続けており、現在全国で3千カ所を超える。

 だが宮口さんによると、「困窮家庭だけでなく、ある程度裕福な家庭でも、子ども食堂を利用すべき人々は多い」という。

 「子供がクレジットカードを持たされて買い物や食事をしている」「夕方になると、高層マンションの廊下でポツンとひとりでいる子を見かける」。宮口さんのもとには最近、支援者などからこうした情報がよく寄せられる。

 「仕事に追われて食事をつくる余裕がない」という親が、子供を連れて訪れるケースもある。生活が逼迫(ひっぱく)しているわけではない「普通」の家庭がほとんどで、中にはブランドもののバッグを持った母親もいたという。

 「核家族化や共働きが進み、家庭内で親とコミュニケーションをとる時間が少ない子供は増えている。子ども食堂=貧困対策というイメージは払拭すべき。子ども食堂自身も、さまざまな子供を支援できるよう積極的に門戸を開いていくべきだ」。宮口さんは力を込めた。

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