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【ビジネスの裏側】大阪名産「水なす」は刺し身で…専用しょうゆだれ人気

 翌年から東京での展示即売で、さしみを出すようにしたら、顧客の食い付きがよかった。生ハムを巻いて、市販のドレッシングをかけた試食品も提供。ぬか漬けは、手にぬかがつくことを嫌がる若い人が多いが、水なすは、生でもアクも感じず、さしみとして受け入れやすいことが分かった。

 そうした東京市場での反応を踏まえ新しい味を提案しようと、昨年秋、大阪府立環境農林水産総合研究所とともに調味料の開発に着手。試食を重ねて、さしみだれは、かつお風味を加えた甘めのしょうゆベース、ドレッシングはベーコン風味を効かせた製品に仕立てた。発売以来、おおむね一日平均で、10本ほど、土日に30~40本ほど売れているという。

通販なし、直売所販売のみ

 さしみだれもドレッシングも、通信販売しておらず、購入できるのは「こーたり~な」だけ。直売所にお客さんを呼ぶアイテムにし、地元農産物の購入につなげたいとの思惑があるからだ。

 泉州の水なす農家には、まだ昨年9月の台風21号の被害の爪痕が残っている。当時、大小あわせて200棟以上の栽培ビニールハウスが倒壊した。水なすの作付けができていないところもあり、15件ほどの農家がハウスを立て直している状況だ。4月の水なすの出荷は約5万7800キロ。前年同月比で30%少ない。単価は2%ほど上がっているが、数量が回復していないため、全体の販売額では前年を下回っているという。

 西川さんは、「東京で広まった水なすの食べ方を大阪に逆流させて持ってきた」と説明。水なすの消費の拡大に期待をかける。

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