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【エンタメよもやま話】ビートルズに勝った 欧米大ヒット「トイ・ストーリー4」が教える新たな価値観

おもちゃたちが新たな価値観と対峙(たいじ)する「トイ・ストーリー4」。2019年7月12日(金)全国公開(C) 2019 Disney / Pixar. All Rights Reserved.
おもちゃたちが新たな価値観と対峙(たいじ)する「トイ・ストーリー4」。2019年7月12日(金)全国公開(C) 2019 Disney / Pixar. All Rights Reserved.

 今週ご紹介するエンターテインメントは、エンタメど真ん中の米ハリウッド映画の最新作に関するお話です。

 おもちゃには実は生命が宿っており、人間たちが知らないところで彼らなりの秩序のもと、持ち主の子供たちの成長を見守りながら集団生活をしている-という心温まる物語で大ヒットした米ハリウッドのCG(コンピューターグラフィックス)アニメ「トイ・ストーリー」のシリーズ(ピクサー製作・ディズニー配給)。1995年に1作目、99年に2作目、2010年に3作目が公開され、シリーズ3作の全世界での興行収入が24億6600万ドル(約2660億円)を記録しました(米調査会社ボックスオフィスモジョ調べ)。

 さらに、欧米の新聞や雑誌などの映画評を集計した米専門サイト、ロッテントマトでは、1作目も2作目も何と否定的批評なしの100%。3作目も99%。玄人筋も絶賛するという、商業的にも芸術的にも大成功を収めた超名作シリーズです。その続編「トイ・ストーリー4」(ジョシュ・クーリー監督)がきょう12日から全国公開されました。

 本国の米国などでは、一足早く6月21日に公開され、早くも高評価を得ています。記者もひと足先に観る機会があり、今回の本コラムでは、この新作についてご説明しますが、ここから先は重大なネタバレが多数含まれているため、映画を観るまで内容を知りたくないという方は、最後のページあたりまで飛ばしていただければと思います。

    ◇   ◇

■4作目は相反する価値観が…ウッディ的な価値観すり込まれた新キャラ…

 1作目では、カウボーイの人形ウッディと、ウッディたちの持ち主の少年アンディの誕生日プレゼントとして新たに仲間に加わった宇宙のヒーローのおもちゃ、バズ・ライトイヤーを中心に、人間が全く知らないところで巻き起こるおもちゃの世界での騒動などが描かれます。

 2作目では、ガレージセールに出品された仲間のおもちゃたちを助けるはずが、玩具量販店の経営者に持ち去られ、日本のおもちゃ博物館に売却されそうになるウッディを救うべく、大親友のバズや、お転婆のカウガール人形ジェシーといった新キャラクターたちが大奮闘。3作目では、17歳に成長し、家を出て大学の寮で暮らすことになる持ち主アンディと別れ、新たな持ち主である4歳の少女ボニーの家にもらわれていくウッディたちの苦悩や心のやさしさが繊細に描かれます。

 持ち主に気に入られようと腐心したり、持ち主の安否や将来を気遣ったりするウッディたちのいじらしさや、おもちゃならではの悩みや恐怖、天敵の存在が見る者に深い感動を与えてきましたが、今回の4作目は違います。ついにおもちゃたちが「自立の精神」に目覚めるのです。

(次ページ)ディズニー印「スター・ウォーズ」や「アナと雪の女王」と同じく…

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