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【大人の遠足】千葉県芝山町 芝山古墳群と埴輪 未発掘地も…新たな発見に期待

 町周辺は県内有数の古墳密集地であり、中でも2基の前方後円墳が並ぶ「殿塚・姫塚古墳」(同県横芝光町)は、昭和31年の発掘調査で人物や動物をかたどった多量の埴輪が出土し、学術的に注目された。

配列の意味解明

 この発掘調査では6世紀中頃に造られたとされる殿塚(全長88メートル、高さ7・8メートル)と、6世紀末の姫塚(全長58・5メートル、高さ4・8メートル)で、それぞれ北側の外周に沿うように埴輪の列が出土した。特に姫塚では45体の埴輪が当時立てられた位置のまま見つかった。奥住学芸員は「埴輪が列をなした状態で出土することは珍しく、それまで不明だった配列の意味を解明する大きな発見だった」と話す。

 先頭から馬子、馬、武人、巫女(みこ)と思われる女性、農夫と続く埴輪の列は葬列の様子を再現したものと考えられる。埴輪は古墳の外側を向いており、埋葬された支配者の威厳を示す政治的な役割を果たしていたという。

 殿塚・姫塚古墳は、博物館の南西約2キロの場所にある。芝山はにわ道路から細い道に入り300メートルほど進むと、車道の突き当たりの奥に小高い丘のような古墳が見えた。一帯は国指定史跡で、春は桜の名所になるというが、訪れた時期は初夏の野草が伸び盛りで、古墳も一面緑に覆われていた。ここは毎年11月に開かれる「はにわ祭」で、町民らが古代人の姿に扮(ふんして現代の地に降り立つ「降臨の儀」の舞台にもなっている。

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