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山形の豪農住宅が重文に 急遽一般公開

上空から見た旧柏倉家住宅(中山町教育委員会提供)
上空から見た旧柏倉家住宅(中山町教育委員会提供)
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 山形県中山町にある旧柏倉家(かしわくらけ)住宅が15日まで一般に公開されている。国の文化審議会が5月、この住宅を「明治期の南東北地方の上質な農家建築として価値が高い」として、国の重要文化財に指定するように答申したことを受け、住宅を所有する町が急遽(きゅうきょ)対応した。町は「多くの人に中山町の歴史的遺産を見てほしい」と呼びかける。 

 山形県東部に位置する山形盆地(村山盆地)西部の田園地帯にある旧柏倉家住宅は、柏倉九左衛門が承応2(1653)年、建てたとされる住宅だ。その後、柏倉家は紅花生産などで財をなしていった。

 かつて柏倉家の当主は代々、九左衛門を名乗っており、歴代の九左衛門がその後約350年をかけて増改築してきた。今は敷地約4000坪。約2300坪が黒板塀で囲まれ、その内には主屋(おもや)、内蔵、仏間、前蔵、北蔵、大工小屋、長屋門、裏門の計8棟の建物が配置されている。

 長さ約30メートルのかやぶきの寄棟造(よせむねづくり)の主屋は明治30~31年にかけて、14代九左衛門によって大改修され、現在の形に建て替えられた。山形県内にも洋風建築の波が入りはじめてきた時代ながら、主屋はあえてかやぶきを用いたという。

 また、漆塗や金箔(きんぱく)を施した仏間、室内を春慶塗(しゅんけいぬり=木目を生かした漆塗り)で飾る前蔵など、村山地方の屋敷構えの特徴を残す、近世から近代の豪農屋敷の形式を継承した大規模住宅となっている。

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