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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】壮大な夢「若手育成の編成計画」には限界がある

 16年オフにオリックスから当時、35歳になる糸井をフリーエージェント(FA)で獲得。契約期間は4年、年俸総額18億円以上という大型補強がチームを浮上させるテコになったのです。

 金本前監督も就任3年目を終えようとする頃、壮大なチーム構想への疑問を口にしていたといいます。広島カープが25年ぶりにリーグ優勝したのは15年でした。そこから3連覇を果たしましたが、前監督は「ドラフトの自由枠が撤廃されて、平等に指名できるようになってからカープでさえ優勝までに10年の歳月を要した。阪神でファンやマスコミが10年も待てるのか?」と球団幹部に話していたそうです。そして、昨年のシーズン後半には西武からFA宣言しそうな浅村(その後、FA宣言して楽天移籍)の獲得を球団に打診した経緯もありますね。

 つまり「若手野手の育成路線」が表看板、表札ともいえる金本前監督でさえ、最後の最後は若手育成だけでは勝てない-と痛感していたと見受けられますね。

補強をジャマした夢って…結局は悪循環

 話を今季に戻します。ここ3年連続でシーズン途中に緊急補強の新外国人がやってきます。ならば、どうしてシーズン前に手厚く外国人補強をしていないのか…。結局は「若手野手の育成による優勝争い」という壮大な夢が補強をジャマしているのです。外国人選手を多く取れば、若手野手の守るポジションが奪われて試合出場のチャンスが失われる…という発想が頭をもたげます。なので野手の外国人選手は1人だけという編成計画に陥り、結果的には3年連続でシーズン途中の外国人の緊急獲得につながる悪循環なのですね。

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